小悪魔の密談
小悪魔は歌を唄う天使に恋をしました。でも神様は悪魔が天使に恋をするなど許す事などできないと言います。でも小悪魔はその天使の歌が大好きだったから毎日こっそり会いに行きました。そんなある日神様に見つかり人間界に追放されます。
それを知った天使は神様に戻してほしいと願いました。神様はあまりの熱心な願いのため条件付きで戻す事を約束します。
その条件とは「彷徨える人間の魂を100個手に入れ天に導く事」というものでした。でも気弱な小悪魔は魂を集める事なんてできません。ため息をつき窓辺で悩んでいた時に私と出会ったのです。
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道化師と踊り子


ある町にサーカスがやってきた。
そのサーカスにはどんな人でも大笑いさせるこっけいな道化師がいました。
そしてそのサーカスにはどんな人でもうっとりしてしまう美しい踊り子がいました。
道化師と踊り子は名コンビ。
踊り子が優雅に踊るとその脇で道化師が大失敗する。
みんなは優しく怒る踊り子を好きになり、一生懸命失敗する道化師を好きになった。

そんなある日、踊り子は綱渡りをします。
道化師はそんな踊り子の下ではらはらどきどき見上げます。
踊り子がバランスを崩すと慌てた道化師が下で転びます。そんな道化師を綱の上から優しく落ち着くように叱る踊り子。
道化師と踊り子は名コンビ。

今日も観客ははらはらどきどき。
道化師も踊り子の下ではらはらどきどき見上げます。
踊り子がバランスを崩し道化師は慌てた道化師は踊り子の目の前で座ります。

ある町にサーカスがやってきます。
そのサーカスにはどんな人も泣き出してしまうくらい悲しい道化師がいます。
道化師はたった一人。
何をしても悲しい道化師。笑う事もなくただただ泣いてばかりの道化師。

ある月夜の晩、お月さまがそんな道化師を見て神様にささやきます。
月夜にいつも私の下で楽しそうに愛し合っていた彼ら。一晩だけ道化師に踊り子と会う機会を与えてほしい。
神様は一晩だけ会う事を許す事にしました。

大きな月が出ている夜。
道化師は小道具箱に座り、いつも踊り子と楽しくお話をしていたように月を見ていました。
すると道化師の後ろから優しく叱る声がします。
「あなたはどうして泣いてばかりなの?」
驚いた道化師は言います。
「だって君はがいなくなったんだよ?悲しくて人を笑わす事なんかできないよ。」
また優しく踊り子が叱ります。
「いい、あなたの仕事は人を笑わせ幸せにする事なのよ。そんなに泣いてたらみんな悲しくなるでしょ?私はどこにも行っていないんだよ。いつもあなたの側で笑っているよ。」
そして優しく道化師を抱きしめ言います。
「あなたが笑わなくては誰も笑わないでしょ?自分の仕事を忘れないで。あなたが悲しいと私も悲しいのだから。」

ある町にサーカスがやってきた。
そのサーカスにはどんな人でも大笑いさせる涙の絵を顔に書いたこっけいな道化師がいました。
何をやってもだめな道化師はみんなの人気者でした。

道化師は約束しました。
「僕はみんなを笑わすよ。そして幸せな気分にする。それが僕の仕事だからね。でも一つだけお願いがあるんだ。」
泣かないかわりに涙の絵だけ書かせてほしいという願いでした。




眼鏡

ガラスの中にある景色。
ゼンマイ仕掛けの人形が同じ動きをしている。ガラスケースの中の箱庭だ…。
ケースのガラスを外せば何も見えない。
僕は現実を見る事ができないのかもしれないね。

「ねぇ、僕は現実を見れないんだ…。」
僕は彼女にそう言った。
「どうして?」
彼女は不思議そうに言う。
「僕は自分の目で現実を見る事ができないんだよ?まるで箱庭のような世界を見ているんだ。」
そう言うと彼女は少し笑い、子供をなだめるように言うと僕の眼鏡を取り僕の顔に顔を近づけた。
「ほらこれだけ近づけば見えるでしょ?私は現実だよ。」

人はどうして近づくのを嫌うのかわからないって小悪魔は言ってました。
小悪魔は大好きな人の側にいたいそうです。近づけば見えないものも見えるようになるのにねと苦笑いしてました。(笑)

初めまして

みなさん初めまして。

小悪魔から聞いたお話をここにたくさん書こうと思います。
雨の日、小悪魔から悩みを聞きました。彼はたくさんの魂を集めなくてはいけないらしいのです。
でも彼は気弱でそんな事はできないと言ってました。それに魂を集めないと大好きな天使と会えないという事も言ってました。
小悪魔はたくさんの人を見て回り、魂を奪えるかを試したらしいのです。
そんな話を聞いて私は可哀相になり、ある提案をしてみました。
「君の知っている話を私に教えてくれないか?それをいろんな人に見てもらえばいいのさ。」
小悪魔は私を見て首を傾げました。
「君の話を読んだ人が何かを思えば魂を分けてもらうのと一緒かもしれないよ。思いは魂なんだから。」
小悪魔は何度もうなずき喜びました。
そんなお話を書いていきますのでみなさん読んでみてくださいね。
無事天使に会える日を祈ってくださいね。