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「現代詩の長女」と呼ばれた人は、そのとおりに戦後の女性詩人 の先頭を歩み続けた。東京の世田谷文学館で開かれている「茨木のり子展」(29日まで)を訪ねて、戦時の体験に裏打ちされた平和への意志に触れる心地がした
被称为“现代诗歌长女”的这个人不辱此称谓,一直走在战后女性诗人的前列。我参观了东京世田谷文学馆举办的“茨木则子展”(29日结束),心里有一种触碰到了她那以战时体验为支撑的盼望和平意志的感觉。
代表作 の一つを、いまは亡きご本人の朗読で聴くことができる。〈わたしが一番きれいだったとき/街々はがらがら崩れていって/とんでもないところから/青空なんかが見えたりした……〉。大正15年に生まれ、敗戦のときは19歳だった
▼其中的一首代表作可以聆听到其本人朗诵的录音。<在我最漂亮的时候/大街小巷到处是断壁残垣/从这惨不忍睹的地方/看到了空隙处露出的蓝天高高在上……>她出生于大正15(1926)年,战败那年正好19岁。
▼いくつかの詩を読むと、男というものの手前勝 手にふと思いが及ぶ。およそ戦争も紛争も、大人の男が始め、大義だの正義だのを振りかざし、大勢の女性や子どもを巻き込んでいく
▼读了她的几首诗歌后忽然想到了男人的为所欲为。战争也好纷争也好,十有八九开始都是成年男人挥舞着大义正义的旗号,结果却把大量的妇女儿童都卷入其中。
▼〈退屈きわまりないのが 平和/単調 な単調なあけくれが 平和/生き方をそれぞれ工夫しなければならないのが 平和/男がなよなよしてくるのが 平和/女が潑剌(はつらつ)としてくるのが 平和……〉
▼<乏味透顶的 和平>/朝朝暮暮单调得不能再单调的 和平/生活状况方方面面必须精打细算的 和平/男人软弱无能的 和平/女人倒变得泼辣了的 和平……>
▼ともすれば淀(よど)みそうになる平和 を、フレッシュに持ち続けてゆくのは難しいと、この詩は続く。そのとおりだろう。やがて退屈に倦(う)み、なよなよした男に苛立(いらだ)つ人が現れて、どこからか勇ましい声が響きだす
▼总而言之,若要将积淀的和平当作新鲜事物来对待实在非常苦难。这是这首诗歌始终想要叙述的内容,事实恐怕也正是如此吧。不久,便出现了厌恶那些萎靡不振无所事事软弱无能男人的人,他们发出的威猛的呐喊在我们的周围回荡。
▼中東でもアフリカでも、眺め回せば地球 のあちこちで男が武器をもてあそぶ。米英仏中ロの大国も、戦争を仕掛けたり首を突っ込んだりしてきた。そうした中で日本の戦後をふり返ってみる。殺しも殺されもしなかった不戦の歳月を、誇りとしない政治があるとしたら不思議である。
▼中东也好,非洲也好,俯瞰地球到处都是男人在摆弄着武器。美英法中俄这些大国也都在计划设置战争,或正准备投入战争。在这样一个世界里,让我们回顾一下战后的日本。这里既没有杀人,也不遭遇杀戮。可我们的政治却不以这不战岁月而自豪,真叫人百思不得其解。