本当は怖い DevOps
DevOps をご存じだろうか。世間では、これは開発(Development)と運用(Operations)がお互いに協力することで、より価値を高めると言われているが、実態はどうなのでしょうか。経験者に聞いてみました。経験者「いやぁ、従来は敵同士であるDevとOpsがお互いにけん制しあって、悪いところもあったんですが、結果論ですが、抑制効果もあったんですよ。それがIT業界のブラック化を少しは抑えていたんですよ。」インタビューア「どういうことなんですか。具体的にはどういう感じだったんでしょうか。」経験者「ええ、開発者がここは改良した方がいいと思っても、運用者側がもうじき運用フェーズなんだから、それは止めてと言うんですよ。それよりも安定させてとツッコミも入るんですが。でもそれが一種の抑制効果になっていて、無茶な開発は抑制されていたんですよ。」インタビューア「ああ、そういうこともあったのですか。一種の相互監視がされていたということですね。」経験者「ええ。それがDevOpsでは、そのようなけん制がなくなってしまい、その結果、お互いが一致協力して、いわゆる、いけいけどんどんになったんですよ。もうブラックへの道をまっしぐらという感じです。元々、開発者は物を作るのが好きな連中ですから。自分もその一人ですが。いやぁ、反省しています。」この例はまだ穏やかなブラックと言える状態であるが、DevOpsは常にこのような危険性を孕んでいます。DevOpsはこの意味ではDevilOpsとも言われているのです。次回はこの DevOpsの悪魔を見ていくことにします。それでは次回にまたお会いしましょう。人気ブログランキングへ