サンギョンレからの話はちょっと休憩して、家の話です。

 

結婚すると決まって、オッパは家を買うか買わないかとても悩んでいました。

 

韓国は日本と違って、最近は少し止まってますが、不動産価格が上がり続けていて、

今買わなきゃ、もう買えない!みたいな感じもあったし、
オッパの友だちもソウルのオフィステルを所有してみたいな投資もやっている人が周りに多かったです。

ただ、住み続けるための家というよりも、

ライフスタイルに合わなくなれば、売ることも考えなくてはならないし、

そもそも集合住宅に住んだことが、オッパも私もなかったし、韓国は車があれば田舎に住んでもさほど不便ではないと私は思っていて、〇〇里みたいな場所でもいいので、一軒家に住んで庭を作ったり、BBQをしたりという生活の方が本当はいいなぁと思ってました。しかしこういう家は売れにくいので却下されました。

 

実際オッパはすでに不動産を1つ持っていて、6部屋貸してます。

これのおかげで、普段の生活を節約していれば、たまに海外旅行に行って贅沢をするということも可能でして、不動産投資という部分においては恩恵を受けていると思います。

 

しかし、このあたりは考え方ですし、不動産事情が違うので私は何がいいのか判断ができません。

確かに、高いウォルセを払うくらいなら、銀行からお金を借りて利子を払う方が確かに得です。
それと韓国人は借金を借金と思わない部分が日本人より多いように感じます。

 

広いアパートに引っ越すとそれは気分もいいと思いますが、

この時住んでいたビラもそれなりに広いし、しばらく住んでもいいと思っていたので、

そんなことはゆっくり考えればいいのに、レベルの軽い気持ちでいました。

投機と自分の生活する住宅が密接になるのもよくわからなかったです。

ところが、

うちの母は違う考えで、

母はオッパに「家は買ったほうが良い」論を進めまくっていました。

買う方に80%くらい考えが傾いているオッパは、母の意見にまた10%UPくらいしちゃって、

夜な夜な物件を探すというありさま。です。

 

ここで母はやっぱり韓国人なんだなぁという発言があって、

オッパが銀行からお金を借りるくらいなら、自分が出す。と言い始めました。

しかも父に内緒で。

まぁ、母は大学院出てからずっと働いてますからお金もありますし、父とは管理を一緒にしていないのでそれは可能かと思いますが。。。

元々、オッパと母は、あなたたちが結婚したほうが良いんじゃないの?ってくらい、ウマが合うんです。
父はあくまでも日本人的感覚で、結婚したら自分たちでやっていくのが当たり前と考えています。

なので、こんなことが内密に行われていたと知ったら怒るだろうなと思ってました。


ちなみに、プモニムから援助というのは最初から考えていませんでした。

ご高齢ですが未だお二人とも現役です。

その理由は仕事が辞められないというのもありますが、

やはりお金が必要だからというのもあります。

そもそも子ども5人いるだけでも大変と思うのに、5人とも中学生の内に、田舎からソウルに出して、大学や大学院に行かせて、三番目の姉は留学まで行きましたから、それだけでも大変だったことが想像つきますよね。

自分たちが食べなくても寝ないで働いても、子どもの教育費にはケチることはなかった。とオモニは言ってました。

 

そもそも、オッパの投資用の建物は、

オモニが援助してくれたものなので、もうそれで充分だと思います。

これがあるので担保となり、銀行からの融資も受けやすいのも事実で、まさに、それがプモニムからの支援です。

 

結局、母の勧めにすっかりその気になり、

不動産を担保にしてお金を借りて、足りない分は母から借りるという感じで、家探しが進んでいきました。

 

盛り上がってるのは、オッパと母だけ。