「先住民」なお、いままで述べたことは、当然設計者が理解している点でもあります。契約する場には設計者に同席してもらうことをおすすめします。現代日本において、建設工事は「先住民」にとっては迷惑なものです。騒音、振動はもちろん、交通障害や周辺が汚れるなど、たとえ小規模な住宅建築でも避けることはできません。そこで、どうしても近隣住民には了解を得なくてはならないでしょう。建築規模が中高層になると、事前に近隣に対しての説明と了解を得ていないと、原則的に役所は確認申請を受け付けません。