や、匿名だから、コメントとか荒れるじゃん。
三十路のオバハン帰れ、とかいわれたらどないすんねん。
だいたい、メジャーな生放送のコメって酷いじゃん。
ニコのひとってマナーないし。
「インターネット生放送」というジャンルで1番はじめにUstreamに触れた為か、ニコ生に対しては距離があり、ネガティブなイメージばかりを積み重ねていた。
が、やってみたら全っ然違った。本っ当にごめんなさい！ 楽しかった！
本日はじめて、ニコニコ動画のアカウントを取得し、地元の中央公園からお花見の中継を行った。去年の初夏頃まで、Ustreamで地元の情報をお伝えする「茅ヶ崎TV」のMCをつとめさせていただいて、「ネット生放送」の面白さを知った。自身でも「居酒屋USTでもやろうかのぉ」と企画していた折に、ニコ生がダイスキな友人から、「ニコニコでも同時に放映すれば」と勧められたが、冒頭に挙げたような偏見から、「ニコニコは絶対ヤダ」と断っていたのだ。
一月ほど前になる。その友人とは別の、本日一緒に放送を行ったMちゃん宅におじゃました折に、ニコ生をじっくりと観ることになる。そこは「麻雀ゲームをしながら雑談をしながらコメントを丁寧に全て捌いて、しかもゲーム内で勝ち進む！ 」生主（ナマヌシ／ニコニコ生放送を放送する人）さんの姿があった。
あ、こりゃオモロイ。
荒らすような視聴者もそうそうおらず、ただのゲーム画面をとっても素敵な動画に買えてしまう。もちろんそのまま踏襲など出来ようもないけれど、ニコ生に対する屈折したレンズがキレイにわれた。
ニコ生なんて――。
そのことばの裏には、私が忌み嫌う乱暴な一般化と、（ニコ生のことをよく知りもしないのに）根拠のないUSTの優越とニコ生に対する蔑視があったのだろう。
ニコ生嫌いをサクっと返上して本日の初放送に至る。
コメントを下さったみなさんはとても穏やかでウィットに富み、もちろんオバハンとやじられることなどは皆無で、7～8枠（ニコ生では30分が一単位になっており、1枠2枠と数える）も続けた放送に気長に付き合って下さった方もいた。話すことが無くなってしまったときに、サっと助け船をだしていただいたこともある。
何であんなに毛嫌いしていたのだろう……と、とぼけちゃダメだね。理由は簡単で、なべての偏見の構造と何もかわらない。
知らないから、触れようともしなかったから。
なんとも情けないことです。
ニコ生はアカウントが無いと視聴が出来ない。これがネックだとは思う。配信するためには有料登録も必要になる（月額525円）。
facebook上で、「ログインするところでつまずいた」とメッセージをいただいたように、「参加の為のハードル」が低いとは言えない。
その分、身内意識が強く、放送主を育ててくれようとするし、「コミュニケーション」のプライオリティが高いように感じた。「居酒屋USTお試し版」のような個人放送の際にもあった「観てくれる方との距離感の近さ」がさらに濃密になったような。まだよく分からず、印象論ばっかりで申し訳ない。
この身内意識が裏目に出てしまうこともあるのだろうけれど、今日はとにかく楽しく、午後1時から放送を開始し、5時の鐘で終えるまであっという間に過ぎていった。
ご覧下さった方、コメントを下さった方、ありがとうございました！
ニコ生初放送。
「のんだくれ、生。三十路越」
* 私も「ナマヌシ」と呼ばれる側になったんだなぁと感慨深くもあり。
* もちろん、基本はUSTスキーなので、居酒屋放送などは両方でやりたいなぁと。
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