先生が慌てだした。
「もう10週くらいかな?破裂寸前だから緊急手術!S大学病院前に連絡するから。車出すからそのまま入院ね!」
どうやらここはクリニックだから手術はできず、近くにある大学病院へ行くようだ。
「不幸中の幸いだよ、あと一歩遅かったら危なかったかも。S大学病院は腹腔鏡手術ができるから傷跡もすくないし、回復も早いよ」
??なんだ?とりあえず手術するのか?腹腔鏡手術?なんのこっちゃ
?だらけのまま主人に電話。娘はこのときお家で留守番だったんだけど、どうやら家に帰って準備するまもないほど緊急みたいなので主人に家に戻って娘と病院に来てもらうように頼んだ。
バタバタで感傷に浸る時間なんてなく、そのままクリニックの車で大学病院まで🚗🚘
受付で車椅子をもった看護婦さんがまっていてくれた。なんだか元気なのに申し訳ない気持ちになった
婦人科へ行って担当の女性の先生がすごく丁寧に対応してくれた。
診察台にあがってエコーをみるやいなや先生が「間違いなく左側卵管に妊娠しています。」
と言った。やはり心拍のピコピコが元気よく動いて見える。
ああ。こんな形でピコピコをみることになるとは、、、
そこから心電図やら血液検査やら手術の説明やらあっという間に手術になりました。
おそらく病院についてから2時間くらい。
娘と主人がくると看護婦さんが気を使って個室に通してくれました。婦人科と産科は同じフロアなので子供の出入りが基本NGなのを気遣ってくれたようです(:_;)
手術までの待機時間、やっと自分の頭の中が整理されてきて、初めて涙がでました。
あんなに元気なのに、取り出しちゃうの?取り出したら死んじゃうのに。いきてるのに。あんなに元気なのに。ごめん。ごめん。
ごめんしか頭に浮かばない。
そうして手術がはじまりました。
続きます。