今日も宇宙が人類を殺しに来ているかのような暑さですが、皆さん生きてますか?😂
先週は劇団四季のディズニーミュージカル『美女と野獣』を見に行き、その後も外に出ていたので週末は夏をちゃんと感じて生活できました。
『美女と野獣』は楽しかったのですが、端的な感想としては夏がつらいです。もう終わらせて🥲笑
そんな暑さとの同居にうんざりして戻った涼しい部屋では、変わり映えなくアニメを観ています。
皆さん、小学館より出版されている魚豊さんの漫画『チ。-地球の運動について-』という作品をご存知でしょうか?
アニメ化され、昨年2024年末から今年始めまで放送していました。
第26回手塚治虫文化賞マンガ大賞なども受賞しており、漫画が好きな人からすればアニメ化以前から有名な部類の作品ではあったかと思います。
この作品は、中世ヨーロッパのポーランドを舞台に、キリスト教と天文学の関係を、史実的に描いたフィクションです。
「天動説」が一般論として在る中で「地動説」の提唱がされるまで、その「地動説」という宇宙観が、時代背景に存在するキリスト教の"神"を冒涜するものだと判断され、当時の魔女狩りといった異端審問に値する思想として迫害されたことを中心にストーリーが描かれています。
本作品に私が興味を持ったのは数年前の連載当時「このマンガがすごい!」みたいなキャンペーン等で推し出されていて、昔から星を見るのも好きで大学時代天文サークルに入ってみていたのもあり、面白そうと思ったことがきっかけでした。
漫画はとうに読み終えていて、アニメ化されたことも知っていましたが、観てなかったので久しぶりに『チ。』に触れよっ!観てみよ〜!って。
表現は中々にグロいシーンも多いのですが、やっぱり面白いし、良い作品です。
この作品、時代が移り変わるにあたって3部構成のような形になっており、主人公に当たる人物が3-5人ほどいます。
その主人公たちを繋ぐものが、「地動説」に触れて生まれた少年の"感動"であったり、その感動が生んだ「地動説」の完成とその流布に希望を抱き死んだ青年たちの"熱意"であったりと〖人の思い〗の連鎖によるものなのです。
作品最終巻(全8巻)に、「地動説」の流布運動と異端者の解放運動が結び付いた組織が活動している中で、貧しい流浪の民であり、お金を稼ぐことが"信念"だと言う少女が登場します。3部構成でいうと、この少女は3部の主人公ですかね。
そしてこの少女と、先述の青年たちの"熱意"を受け継ぎ、組織の先導者となっていたヨレンタという女性が対話するシーンがあります。
そこでヨレンタが言う「信念なんて忘れされる何かに出会ったりする。その感情も大切にすべき。」という台詞。私の中で心に留まった言葉です。
それは彼女が抱いた「地動説」に関わって生まれた"感動"と、関連して起こった悲劇とを整理する台詞でもあり、少女を鼓舞する台詞でもあったと思います。
人が新しいものに触れた時の感動や、今まで生きてきて何に心動かされたのか、これって大切にしたいものですよね。
そんなことを考えていたところで、病んでるみたいに思われそうですが、ふと「感動すること」というワードでネット検索をかけてみました。笑
一番上に、PHPオンラインの記事で、茂木健一郎さんの著書『脳が変わる生き方』の一部を抜粋・編集した「脳の働きを変える一番いい方法は、“感動する”こと」というページが出てきました。
この記事を読んで、そして『チ。-地球の運動について-』に再接触して、人生って何だろう?何を大切にしたいのだろう?と、私が今、暇な時にしか思い浮かべることのできなそうな問いは、今まで生きてきた中の、自分の思い出せる感動たちから、たくさんのヒントがあるんだろうなと思いました。その感動は脳科学的にも良い刺激だと!一石二鳥!
星を見ること、漫画やアニメを見ること、歴史や文化を知り学ぶこと、絵画や音楽を堪能すること、全てに私の人生の幸せが詰まっています。
そのどれかをしたいと思った時のきっかけに、他の"好き"が相互関係にあったりすれば、また興味が湧き、学びの機会へと繋がります。
つまり『チ。-地球の運動について-』は、漫画✖️天文学✖️歴史で、私の好きの豪華コラボレーション🤔
まったり過ごしていたり、無駄に思えることも、今後の何かへと繋がっていけば良いなと希望を持って、お昼寝しようと思います( ˘ω˘ )スヤァ…
もうちょっと締まった文章書こうと思ってたのに、ほんと、いつも途中から軌道修正できなくなるんですよね。
個人的な雑日記だし、まあ、何でもいいや〜٩( ᐛ )۶
皆さんも、良い週末を👌