盛り上がったパリオリンピックも終盤ですね。
パリ大会は金メダルの数が過去最高だったり、今までメダルを取ったことなかった競技もメダルを取っていたりとすごかったですね
今回のオリンピックで気になったのがボクシングの性別問題です。
正直性分化疾患について全く知らず、今回のことでちょっと聞き齧ったくらいの人が騒いでいて選手がかわいそうだなと思いました。まずトランスジェンダーとは根本から違う問題なのに混同している方も結構多そうです。本来とてもデリケートな話で、性別の分類については男女を分ける絶対的な判断基準がありません。ボクシングがわかりやすいため標的にされていますが、正直大半の競技で性分化疾患を持つ方は有利になるので、同じようなコンタクトスポーツであるレスリング等ではなぜ話題にならないのか、その他の競技で圧倒的なパフォーマンスを出した選手を疑う声がないのが不思議でなりません。
性分化疾患の選手は女性の競技に出すな、となれば全女性選手の染色体検査をしなくては公平ではなくなります。オリンピック選手は、たとえ結果を残せなかった方でも調べると一般よりも有意に性分化疾患の有病率が高い可能性が考えられます。難しい問題なだけに大会の主催者によって判断が別れるのは当然であり、それぞれに明確な参加基準を設けて参加可能となった選手に言いがかりをつけられることがないようになって欲しいものです。
