昨年末だったか秋だったか、実家に帰った時
母がボケたのではと思うことがあった。
同じことを何度も聴く、
同じことを何度も説明する。

認知症とは思わなかった。
歳を取ってボケ始めたのか?
ボケが進むと困るぞ、と思った。
始めてそう思った時は父に母の様子を
聞くことも出来なかった。
ボケ、その言葉が重かった。

心配になったのでそれ以来、毎月1度実家帰るようにしている。
そう努めているだけで現実的には1カ月半に1度
といったところかな。

4月に帰った時、築30年の家の傷みが目について
同時にホコリが目立つ階段に気づいた。
ダイニングテーブルの下も、食べ物を落としやすい
せいで汚れが他の床よりひどい。

今月実家に帰った時、ダイニングテーブルの下を
拭き掃除して、リビングの床も合わせて掃除した。オットは階段に掃除機をかけて拭き掃除をしてくれた。

帰り際、母の腕が汗疹のように真っ赤になっている
のが見えた。「近いうちに一緒に皮膚科に行こう」
そう言って帰路に着いたのだが、オットが

アレは不潔にしているので出来たものではないか?
と言った。
そ、そうかも。皮膚科に行く前に、部屋をきれいに
するのが先だ。

父の部屋、母の部屋、浴室を掃除するつもりでは
いたけど、母の部屋は今日掃除した方が良いんだ!

すぐに実家に戻って母の部屋の掃除を始めた。
併せて、寝具の、取り急ぎ肌に触れるシーツと
タオルケットの洗濯と敷布団を乾燥させることに
決めた。

大型コインランドリーをオットが探し、洗濯ネットを
買いにホームセンターへ行く。

掃除と洗濯、乾燥が終わったのは3時間後で、
もうこれ以上は作業出来ない時間と判断して
終わらせてきた。

母の部屋の状況から想像すると、父の部屋も
早く掃除してあげたい。

今年は日照が少ないから、いつもより布団が
湿っているに違いない。

そしたら次はお風呂に誘おう。

今までずっと、実家のことなどせずにこの歳まで
過ごさせてもらったけど、以外と元気な両親に
2人に任せすぎて、甘えていたかな。