大学の霊長類の授業で聞いた話だが、ヒトは四足歩行から二足歩行に進化した時に動物界の中でもとても弱い動物になってしまい、1人では子供を育てる事が(=子孫繁栄)出来なくなったので協力し合うようになった、らしい。
ヒトって動物界にイノベーションを起こして成功した種族だと思う。
普通に考えて四足歩行より不安定になるんだから二足歩行ってバカじゃん、、、トラさんとかライオンさんを見習いなさい、、、ってなるし、
実際そのせいで初期は大分苦労したんだろうけど、結果的に浮いた前足は他の事に使えて便利だし、弱い存在だった故に進化させた協調性は強力な武器になったんだと思う(それ以外にも声帯の拡張や脳の発達などの複雑な要因もあって)。
授業によると、人間の雌の性は他のサルと違っていて常時発情期だがそれは逆に言うといつ妊娠出来るかがわからないということでその事が雄がパートナーを1人に定めて付きっきりにならないといけない雌の生存戦略だと言う説があるらしい(例えばチンパンジーは発情期=妊娠させられる時期なので雄は発情期の時だけ雌に近づけばいい)(人間でも一夫多妻があるという意見もあるだろうが多くの雌を手元において養い続けるというのは非常に豊かな雄だけができることで、数多くの雄にとっては非現実的である)。こういった特殊な性のしくみによって、ヒトは核家族という単位構造を持たざるをえないので、協調性が生まれたと考えられている。
話を戻すと、ヒトは四足歩行という哺乳類の常識を打ち破ることでイノベーションを起こした生物なのだろう。