Dear's message

Dear's message

アナタに伝えたい、けど言葉にするのは難しい。
きっと伝わることのない、変なお手紙です。

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小さな期待と小さな幸せ
ちっぽけな安い愛の結晶作り上げた
手前はそれをどう受け取ってるだろうな

寂しいんだろう、俺のタマ
ずっと永遠に死ぬ先でさえ愛されたいんだろう

強がってたけれど忘れるわけねえよ哀情
忘れちまったら子供になるんだろ

愛で救われた思い出は忘れることはない
僕がそうであるように、手前もそうあってくれ。


「そっかぁ……それじゃあ」 

彼はナイフを彼女に向かって刃を向けている。 
理由は簡単だ。彼女は「死にたい」と言った。 
ならここで殺してあげよう。 

「そうだなぁ、可愛そうだから君を殺して僕も死のう。」 

そうやって彼は副部長から奪い取ったカッターナイフを自分の首に突きつける動作をした。彼は冷酷に笑う。彼は笑って見せた。 

彼女は冷や汗をかいている。恐怖が過ぎて悲鳴が声に出ない。 
身体中が恐怖で支配されている。 

彼はなんて奴だ。今死んで天国で永遠に恨んでやる。殺す殺すコロスコロス… 
でも私はシにたいんだからソんなこと関係ないか……そうよ関係ない関係ないカンケイないカンケイナイカンケイナイ……死んじゃえば全テ関係ナイよねぇ、ふふふふ…ハハハハハハハハハハッハアハハハハハハハhhhhhh!!!! 

そんな死に対する矛盾が脳裏で輪唱される。頭はすでに常人の思考ではなくなっていた。 
ハハ…と冷たく嘲笑う彼。もう一人の男性が相談室のドアをふさいで逃げることもできない。 
彼女が頭を混乱させているなか、彼は静かに間合いを詰めていた。 

もう彼女の急所まで1メートル。 

緊迫。生死。混沌。 
何もかもが混ざり合った。しかし、そのぐじゃぐじゃな思考は彼の目の前で真っ白になった。 

「せめて辛くないように目と息を閉じてな!」 
もうあと一歩。彼は肩を大きく振り上げて肘を曲げまるでドラマの殺人鬼のようにカッターナイフが私の前に・・・・・・ 

死期を悟って脳内処理の追いつかない頭で必死に何も考えないようにしていた彼女は、2秒後に何の痛みもないことに気づく。そしてさらに、彼女は彼女を殺そうとしていたはずの彼に抱きつかれていたことに気づく。本来の彼女ならすぐ気づくところだが、死ぬことでいっぱいだった彼女は現状を理解するのに時間がかかった。 

コトッ―― 

カッターナイフが右の足元に落ちる音が聞こえる。 
彼は振り下ろす時にナイフの刃をしまい、そのままの勢いでナイフを地面に落としながら彼女の背中に手を伸ばした。 

密着する身体。 
己と私。 
温かい。 

今まで感じたことすらないその感覚に、彼女の真っ黒な頭は少しづつその色を落としていった。 
「怖かったか。」 
彼はそう言い彼女を強く抱きしめる。 
彼女は何も言わずに彼の身体で震えている。 

「……死ぬな。何があっても絶対に死ぬな。守る。俺が守る。誰かが浮気だ不倫だと言おうがここに来る全ての奴を守る。だから、安心しろ。死ぬな。」 
彼は嫌われている。こうした行いのせいで、プレイボーイだとか、不倫者だとか、いわゆる普通の感性を持った人には彼がその場で生きていけないぐらいに嫌われ蔑まされている。 
しかし、彼女のような病んだ人には、その優しすぎる思いが温もりに変わる。 

――彼女はさきほどまで恨みを覚えていた彼に抱かれている。そして、安心感を抱いている。恐怖に支配されていた身体は今では少しの幸せと興奮で包まれていた。 
彼女は不思議に思った。人間ってどれほど簡単に変わってしまうのだろう。人間ってどうしてこれだけで立ち直ろうとできるんのだろう。 

彼女は、彼の言葉に「はい……」とだけ言って、しばらくそのまま彼の胸に抱かれていた。 
君のメールが最後
少し貴女が愛しいようだ
夜、君のことを想った

リアルエフェクトだった
際限ない虚無に包まれた
孤独だった
どうしてあなたは返事をしないの?
どうしてあなたはうつむいたままなの?

何度声をかけても眠れる姫は目覚めない
ありがとうも大丈夫も、キスも涙も
画面ごしじゃ何も届かない

起きてください
何よりも、血と静寂は嫌です
覚えていますか。みんなが輪になって笑いあってた日々を
僕が輪を外れた今も、貴方は笑っていますか。

あの留守電はただ、僕がしてしまった過ちを謝りたかった。
たったそれだけのことなのに君は応えてくれない。

きっと貴方に嫌われた僕は輪のみんなにも嫌われているんだろう
僕は自分が大きくしてきた輪に今怯えているよ
どんな時でも、一人は怖い、一人は寂しい
届かない知らせを待っている時、ずっとそんなことを思っているんだ

ごめんね、君。ごめんね、皆。
僕が誘われた世界は麻薬の味がしてた
ごめんね、僕。ごめんね、彼女。
別れてから1年後、やっと失恋しました

渦の中に飲み込まれていた僕は
1年間ずっと無心だった
やっと出れた、やっと逃げられた
喜べない喜びに調子を乗っていたんだ

僕を嫌っている
貴方
過去の僕

絶対うまくいかないけど、ずっと笑っていたいだなんて
虫のいい話、詐欺師に寄り付く女なんていない

賢すぎるんだ
憎みすぎるんだ
泣きすぎるんだ これは僕かな

1年間の後悔 晴らせたと思ったら
2年分の後悔が 伸しかかってきた

こんな馬鹿げた話 俺だけでいいよ
君は知らなくていいよ 除け者にしてろよ

それで幸せならそれでいい
それで幸せならそれでいい

僕はちょっと詰め込みすぎた
悲しみの荷物の置き場に困っているだけだよ

じゃあな