inラオス
今回は、というより中国編の途中からブログやめちゃったんだけど、東南アジア編も書かないでおこうって思った。
でも、忘れないでとっておきたいって思ったことがいくつかあるから、残しておきます。
いまはラオスのバンビエンっていう、とても静かで山々の間にある町、というより村かな。
そういう土地に来てる。
もちろん歩き方にも載ってる地で、外国人もいっぱいいる。
今回思っていることは、この観光客がポイントになってる。
もちろん自分も観光客だ。
まずはこのバンビエンについてだな。
さっきも書いたとおり、この土地は静かでキレイで、裕福ではないかもしれなくても、確実にステキな地であったと思う。
ここに来るまでのバスの中で見てきた村々と同じように。
でも今は、観光客向けのクラブの騒音が静かな村に響き渡って夜遅くまで騒がしい。
おれは、このことがこの村の本来の姿を無茶苦茶にぶち壊している感じてしまう。
観光客なんてこなかったらこんなことにはならなかったんだ...って思ってしまう。
「クラブめっちゃ楽しかったぁぁ」ってホテルに戻ってくるほかの観光客に対しても、よかったねって素直に言えることもない自分がすごく奇妙な気持ちでもどかしい。
もどかしく感じるのは、クラブに行かないにしても自分が1人の、他と同等の観光客だから、ということと、現地のみんながどう感じているか分からないからだ。もしかしたら、本当に現地の皆がよかったって思ってるかもしれないし、
村をぶち壊してるって思ってる自分1人のエゴかもしれないし。
もちろん観光客を悪だなんて思わないしさ。
でも、やっぱり、
こういうのは嫌いだな。
ストリップや買春なんてもっと強くその気持ちになる。
安いからとか、手軽だからなんて思っちゃダメだって。
絶対言っちゃダメだって。
でももしかしたら、相手はいいと思ってるかもしれないから、またもどかしくなってしまうのは仕方ないことなのかな...
それに、こんな綺麗事吐かしてるおれはやっぱり先進国の日本の人間だし、こんなこと考えてること自体も相手に失礼なのかもな、とも思う。
なんだろうなこのモヤモヤは...
もう一都市。タイのバンコク。
おれはバンコクのカオサン通りっていうとこにいた。
ここはバックパッカーの聖地と呼ばれる場所だ。
結果からいうと、おれはこんなとこバックパッカーの聖地だなんて絶対に思えないし、誰がなんと言おうと思わない。
カオサンなんて大嫌いだ。
カオサンは、昔は駐在中の外人向けのクラブや飲み屋、買春の嵐だったんだって。現地の人もあんな危ないとこなんてっていうくらいだったみたい。
それが今は、観光客向けのクラブや飲み屋の集まりになってて、夜にならないと開かない店も少なくない。
どうなんだろうなこういうのって...
たしかに需要と供給は成り立ってるのかもしれないけど、
金と欲を売り買いするのは、やっぱり胸に引っかかるものがある。
もちろん金を貰うのは途上国で、欲を満たすのは外人なんだ。この立場は今も昔もずっと変わらない。
需要と供給が成り立っているのなら、どちらがどちらを利用しているかなんて決めつけることなんて、できないとは思うけどさ...
でも嫌いだなぁこういうの。
バンコクでは子供ができたって嘆く売春婦にも会うこともあった。
この旅に出て、
なんだか人間嫌いになっちゃったよ。
ステキなコトも、ステキな土地も、ステキなヒトもめいっぱいいることは、世界一周して心から実感した。
でもその逆も深く深く実感した。
楽しむことが得意な自分も、いまはなんだか楽しくないな...
自分のこれまでを思い返して、
見たもの感じたものを忘れないで、
しっかり行動していきたい。