だから
仮に(強調!)
そのような場面があっても
①ボクが
②一人で
③酔った女性を部屋まで送る
ことはしない

もしそんな場面があったら
絶対にお手つきをしてしまうに決まっているからだ




しかし
そういう弱さとはうらはらに
実は
そんなチャンスがないかと虎視眈々と狙っているものだ



ボクのような男のもとで
若い娘が酔い
ボクが送らなければならないチャンスなど
ない


彼と
ボクとの違いは
チャンスの有無だけだろう


彼には
たまたまそんなチャンスがあった

そして
チャンスがある男(強調!)は
「自制」することを覚えねばならない

しかも
それが命取りになり
かつ
「被害者」が発生してしまう可能性があるのなら
なおさらのことである




彼は柔道で
素人相手にこの技を使ってはいけないことは知っていた

しかし
彼の男の部分も充分に
武器になりうることを知らなかった


ふつうに
男と女の話だと
気軽に考えていたのだろう