一日 しっかり働いた


日はすっかり暮れ
闇の中に虫の音が聞こえる


インターに通じる国道を走ってきたが
大阪・湊町行きのハイウェイバスが走っていた

数名の客たちは
名古屋から大阪に行くのか、帰るのか
ゆったりとこしかけくつろいでいるようだった


遠方に向かうバスなり列車なりを見ていると
自分もその乗客とともに
旅をしたい気持ちになる


高速道路わきに車をとめて
いろいろ思いを巡らす


流れるように走っている車たちは
いずこに行くのだろう



自分は
帰宅せねばならない

今日の仕事は終わったのだから