さて
幼いながらに
ボクはどう思ったかというと

いつも一緒に住んでいない家族という意味では特殊な例になるのだろうが


父親に対して
どうこう思うことはなかった

10歳くらいだったか
父親の元に夏休み行ってみるかと言われ1週間ほど滞在したことがある


川崎市の大きな道路沿いのマンションの見晴らしのいい部屋
父親はそこで
おばさんと暮らしていた


小学生だから
男女の関係についてはわからない


しかし
父親と何かしたわけでなく
おばさんがよく遊びに連れて行ってくれた


思春期になり

男女の関係がわかるようになっても
父親に対して
何かの感情を持つことはなかった


よく言われたことだが
寂しいでしょう?

元々いないのだから寂しくはなかった



その後

結婚するときに
父には妻を紹介し
会ってもらった


父は東京で人を使ってこじんまりとした会社経営をしていた


つづく