まぐわい とはなんのことや とおっしゃる方もいよう 唯その弟(おと)、木花之佐久夜毘売(このはなのさくやびめ)を留めて一宿(ひとよ)―したまひき/古事記(上訓) とあるように 男女の営みのことだ おーー エロ系か と判断していただくのは自由だが(笑) それだけではない深い意味もある 昨日 滋賀県の某歴史資料館に行った ここには 木の枝で太い一本ものが男の木 二股に分かれている木を女の木として 顔も作り その二体を合体させる儀式を行う祭りについて紹介されていた 滋賀県の祭りである で 何を祈るのかというと 五穀豊穣なんだそうだ 言われれば 古代の土人形は女性像が多い それは女性が子を産み、仲間を増やすからだ また愛知県の田県神社には かの有名な 男性器をご神体とした祭りがある 若い女性がこれに触れることで 安産祈願となるようだ この滋賀の祭りも 男女のまぐわいの姿から すなわち子作りを連想させ それは神の行為であるから 子どもだけではなく五穀豊穣へとつながるようだ こう考えると ただの男女の行為ではない 深い意味があることになる その深い意味を ただの「エロ」に格下げしてしまってはいかん もともと 男女の行為は 尊い行為だった