今日で縫がうちにきて1年を迎えるはずでした。
最期にお腹いっぱい食べさせてあげられなかったこと、本当にごめんね。

徳島から来たときは、頭がハゲハゲでしたね。
少し怯えてはいたけれど、吠えることも噛むこともなく、トイレは教えなくても最初からトイレシートで完璧にしてましたね。ウンチはちゃんとお庭で。...

本当に賢くて。

先住犬の禧七がいたから、しばらくケージに入れようとしたけれど、90㎝のケージは飛び越えちゃうし、屋根をつけたら鼻で扉を起用に開けるし、あげく、ごみ箱をひっくり返したり、キッチンカウンターのおにぎりを取って食べたり、かなりのお転婆さんでした。

最初は原因が分からず、夜中と明け方に大量の嘔吐をしていて、当時は途方にくれました
病院で検査しても原因が分からず、お薬を飲んでも一向に良くならず、もう縫と一緒に死んでやるしかないのかと、子供の病気を悲観して心中する親の気持ちが少しだけ分かったような気がします。

ようやく巨大食道症と判明し、胃ろうチューブをつけてからは、フードプロセッサーで粉にしたドッグフードをお湯で溶かし、シリンジに入れてチューブで給餌。

まるで赤ちゃんにミルクをあげるようで、ママ気分を味合わせてくれました。

量は少なくなったものの、それでも夜中の嘔吐が毎日あって。
嘔吐する縫の背中をさすっていると、幼いころ身体が弱く夜中に発作や発熱した私を背負ってしょっちゅう病院に駆け込んでくれた両親のことを思い出したり。

当初は里親さんを探して、譲渡するつもりでいたけれど、あなたは本当に可愛くて。

縫が来て、おうちでおやつを食べられなくなった禧七にも我慢させてしまいました。
ご飯を食べる禧七の横で、食べることのできない縫を見るのも辛かった。

ずっと二匹と一緒に暮らすためにと、避妊・食道チューブの手術を選択しました。

病院に預けるとき、珍しく震えていましたね。あの時、縫の気持ちをもっと尊重してあげてれば。本当にごめんなさい。

いつもブンブン尻尾を振ってクリクリのお目目で寄ってきてくれたね。
とても愛らしかった縫。
たくさんのことを教えてくれて、ありがとう。
短い間だったけれど、縫のママにしてくれてありがとう。
未熟なママでごめんね。

また縫みたいに保健所で寂しく辛い思いをしてる子を迎えられるよう頑張るね。

今度、生まれてきたときは、もっといい飼い主さんに巡り合って、うんと幸せになってね

かけがえのない我が子 縫。