縫は雑種犬の推定5歳
徳島の保健所からうちにやってきました。
虐待を受けていたようで、耳は不自然にちぎれ、肋骨も骨折して変形したままのようです
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引き取った当初から嘔吐が酷く、検査の結果「巨大食道症」であると判明。
食べたものが食道に溜まってしまい胃にいかない、だから食べても食べてもガリガリで、心臓の位置が変わるほど食道が巨大化していました。
内視鏡による手術で胃ろうチューブを設置し食事はすべて粉にしたドッグフードを溶かしてチューブから直接胃へ。
胃ろうチューブと、なるべく抱っこして食道から胃へ流すようにしているおかげで嘔吐の量と回数がかなり減りましたが、それでも唾液などがどうしても溜まるので毎晩嘔吐します。

巨大食道症は、発症すれば一年半以内に80%近くが吐しゃ物の誤嚥による肺炎で亡くなるそうです。
この病気はいかに肺炎を防ぐかにかかっているそうです。

7月の検診でのこと。
担当医が学会で巨大食道症の大型犬の症例を教えてくれました。
その犬は、胃ろうチューブとは別に食道に嘔吐物を抜くためのチューブを設置していたそうです。
もう亡くなったそうなのですが、死因は腫瘍によるものだそうで、巨大食道症(による肺炎など)ではなかったそうです。

秋に避妊手術をする予定なので、麻酔にかけるなら、一つの選択肢としてご提案します。と言われました。

食道にもチューブって、、、「フランケンウィニー」みたいになりそうですが、犬は自分の見た目は気にしない(私も気にしない)ので、縫がいかに快適に過ごせるかを第一に決めたいと思うのですが、やはり迷ってしまって。。。

1. 避妊も含め手術をしない
(今年になって2回ヒートがあったのですが、体力の無い縫はしんどそうだったので、できれば避妊はしてあげたい)
2. 避妊手術だけする
(将来、縫が寝たきりになったときに誤嚥による肺炎や吐しゃ物による窒息死などが心配。今回を逃すと年齢的にもう手術はできないと思われる)
3. 避妊し食道チューブも設置する
(術後の経過や感染症が怖い。これで嘔吐が完全に無くなるかどうか分からない。私が使いこなせるか。)

皆さんならどうしますか?

ちなみに、食事の量を増やすと胃から食道へ逆流して嘔吐してしまい、なかなか体重を増やせてやれず、相変わらずガリガリですが、今のところとっても元気なお転婆娘です。