「ID:INVADED」

第10話の感想です。

 

 

※以下ネタバレ

 

◎「ID:INVADED」

 

 

☆第10話の感想。

 

イド内イドにあった、過去の幸福な世界。

これは現実ではないと知りつつ、

鳴瓢は次第にその生活に慣れていく。

 

 

 

あー。

そうか。

あのイドは百貴のじゃなくて、奴のイドだったのか!

お前か!

よりによって!

 

・・・というのは、ともかく。

 

 

段々と、幻想の幸福な世界に慣れていく鳴瓢が哀しい。

対マンを殺害して妻子の生命を守り、

殺人鬼としてではなく刑事として生きる。

現実では手に入れられなかった日々。

ただ。

いくらカエル・・・飛鳥井を守るためとはいえ、

彼女の夢に入ってくる殺人鬼たちを

片っ端からその殺人鬼のやり方で自殺させているのは

怖いですが。

なんなんだよ・・・。

その執着、なんなんだよ・・・。

まずは何か別件で逮捕とかでは許さない、

お前のやり方で自殺以外は絶対許さない、

なんだよ、その執着は・・・。

 

 

また。

飛鳥井については、

また新たな能力・・・特性?が明らかになりました。

予知夢のような夢を見る。

自分が世界に溶けて消えてしまうと思う。

自分が世界の在り方を歪めてしまうと思う。

・・・。

飛鳥井さん、人外要素が強過ぎる。

前世は魔法少女か何かで因果がどうとかこうとかの人?

それにしても、どういうことだ・・・。

飛鳥井さん、世界に溶けて消えちゃったのか?

「予知夢のような夢」が、今後どうやって関わってくるの?

謎だらけです。

 

 

と思ったら、

突然の本堂町。

唐突だなー。

 

と思ったら、

突然の鳴瓢メモリー劇場。

 

この鳴瓢劇場が・・・。

辛い・・・。

 

幸福なこの世界が幻想だと指摘されて、

一生懸命否定する鳴瓢が辛い。

幻想の世界が壊れると知って、

幻想の家族に電話して「逃げろ」と叫ぶ鳴瓢が辛い。

「秋君、今どこにいるの?」

ああ・・・

結婚から新婚生活から出産から子供の成長の幸福メモリー・・・。

あああ・・・

「俺は・・・本当の俺は・・・現実にいるんだ」

ああああああ・・・・・・

「君のいない、椋もいない、現実に」

ああああああああああああ・・・・・・・・・

 

もうやめて!

 

そして、ちらちらと挟まれる、

現実で起こった家族が崩壊する映像。

 

もうやめて!!

私のイドが壊れる!!

 

「俺が、どこかに行くのか?」

「違うだろ・・・君らがどこかに行ってしまったんだ!」

 

私のイドは崩壊した。

 

もうね、辛い。

津田さんの涙ながらの声がまた辛い。

心が遺体。

痛いだった。まあ、遺体でもいいけど。

 

 

そりゃあね、鳴瓢のイドも荒廃しますよ。

砂漠になりますよ・・・って、そうだ。

あのイド、鳴瓢のイドだったんだね!

それは盲点だったわ!

びっくりした!

ていうか、今、鳴瓢のイド、二つ起動してんの?

成れの果てって何?

本堂町はどうなってるの??

 

というか、もし酒井戸が砂漠に埋まってたら、

右手に埋まっているのが鳴瓢、

左手に埋まっているのが腐った鳴瓢になります。

という状態になってたの?

鳴瓢、多過ぎ問題。

 

あと、穴井戸はなんなんだよ!

何がしたいんだよ!

 

ドグマって何ぞや!?

 

 

 

衝撃の展開だらけで、わけがわかりません。

ただ、鳴瓢メモリーを観られただけで、

何かが満足しました。

心抉られるって素晴らしい。