「歌舞伎町シャーロック」

14話を観たけど・・・

 

ちょっと腹が立ってて

不愉快な気持ちをストレートに書き殴ってます。

ごめんなさい。

 

 

※ネタバレします。

 

病院に入院中の子供が消失し、

同室の子供が「異世界に行って取り残されたんだ」と証言する。

そんな不思議な失踪事件の話。

または、京極の復帰回。

 

 

ストーリーの内容についてはともかく。

 

京極は「潔癖症」です。

他人の触れたものに触れるのは苦手なので、

大体手袋をしています。

 

そんな彼に、

今回シャーロックが行ったこと。

 

犬の便?か何かを頭からかける。

 

この描写が受け付けませんでした。

断固として受け入れられない描写でした。

 

 

京極が「強迫性障害」の患者かどうかは分かりません。

しかし、不潔を恐れてしまう心情は

「不潔恐怖」の私にはよく分かります。

「汚れた」時の不安やパニック、

それを「綺麗に」するために行う洗浄行為の苦痛。

他人を拒絶したいわけでも、

他人自身を「汚い」と思っているわけでもないのに、

「俺が汚いと思ってるのか」と言われる辛さ。

 

あの一瞬で色々な思いが駆け巡って、

もう・・・無理でした。

 

いや。

創作物に多大な配慮を求めたいわけではありません。

過大に配慮を求めるのは、

創作物を委縮させるだけでよくないのではと思っています。

 

ただ、今回の場合は。

あのシーンを「笑い」と「治療」として、

あまりにも軽く、あまりにも肯定的に描かれているのが

許せませんでした。

 

確かに、不潔恐怖の患者に、

故意に「汚い」ものを触らせて治療していく方法はあります。

ただし、それは

専門家の指導のもとで段階的に行っていくものです。

決して荒療治をすればいいだけのものではありません。

また恐怖、不安を和らげるために

薬物療法も並行して行うのが一般的です。

 

今回、作中で描かれた京極への行為は、

あまりにも暴力的で無神経な蛮行だと思います。

 

個人的には許せませんでした。

というか、許さない。

作品としての評価とは別にして、

あの描写だけは許さない。