「PSYCHO-PASS 3」

第7話の感想です。

 

 

 

※ネタバレします。

 

◎「PSYCHO-PASS 3」

 

 

☆第7話感想

 

うーん・・・。

ちょっと・・・

私の中のイメージと乖離し過ぎていて厳しくなってきた・・・。

という感じの7話でした。

 

 

 

宗教編?完結。

やっと事件の全体像が明らかになりました。

 

つまり・・・

 

仁世、テレーザ、久利須、アウマの四人が

「終末救済プラン」を立てる。

「終末救済プラン」とは、

「入国者への犯罪を告発する」ためのプラン。

だが、そのプランはトーリに奪われ、悪用された。

トーリは、仁世を植物状態にして教団の支配権を得、

久利須を操り、自爆テロを起こさせ、

ビフロストの利益となるように動いた。

しかし、公安や外務省の予想外に動きに翻弄され、

追い詰められたトーリは死亡。

久利須もまた病気により?死亡。

 

・・・簡単にまとめると、

今回の事件はこんな感じのものだったのだろうと思います。

 

 

うーーん・・・。

正直、「PSYCHO-PASS」という作品で

やらなくても良かったのではないかなあ・・・と思いました。

 

今までの事件でもそうですが、

今回の事件では特に「シビュラの裏をかいた犯罪」が

多く起こっています。

自爆テロが5件、銃の密貿易、狙撃事件、拉致監禁、拷問。

等々。

教団内部はシビュラの電波が届かないらしいので、

そこはまあ除くとしても、

あとは普通に街中、シビュラの管轄下で起こっています。

街中で普通に自爆テロは起こるわ、狙撃は起こるわ。

・・・シビュラの利点って「犯罪を未然に防止する」ことが

大きいのではないかと思うと、

もう既にシビュラさん機能してない状態・・。

 

それ以前に、

「終末救済プラン」というものが、

入国者へ犯罪行為を行う者を自爆テロで排除する、

という過程を盛り込んでいたようですが、

それを考案した時点で

仁世達4人の犯罪係数がアウトにならないとおかしいのでは・・・。

テレーザは最後まで100以下でしたが、

それは・・・どうなの・・・。

シビュラさん、どうです・・・。

 

あと、母国では殺人も当たり前の環境で、

恐らく自身の手で自身の意思で殺人を犯したこともあるだろう

炯や舞子が今までクリアだったのも釈然としないし・・・。

 

そもそも、

この3期では「移民」「入国者」に対する差別意識を

主に取り上げているようですが、

シビュラ社会でシビュラの判断が絶対と

飼いならされた人間たちにとっては

「移民」かどうかよりも

「潜在犯」かどうかの方が重要なのではないかとも思うし・・・。

 

なんとなく・・・

釈然としない感じが増えてきました。

私の中の「PSYCHO-PASS」のイメージは、

まずシビュラの支配ありき・・・なところがあるので、

この3期はちょっと・・・その意味で馴染まないです・・・。

「PSYCHO-PASS」という括りじゃなければ

普通に観られたのかもしれないけれど・・・。

普通に刑事ものっぽいところは嫌いじゃないし、

灼と炯も嫌いではないし・・・。

というか、灼はわりと好きだし・・・。

 

 

あ。

でも。

灼に関して。

今回、大きな事実が明らかになったわけですが。

わけですが。

 

・・・。

この言葉は嫌いだけれど使うしかない。

 

「公式と解釈違いで辛い」

 

公式で出たものが全てでしょう。

解釈違いって何ぞや。

と思っていたし、今でも大体は思っていますが、

今回はもう駄目だった。

公式と解釈違いで辛い。

こういうことかと。

 

「免罪体質」について。

今回、灼が免罪体質だと判明しました。

が。

「免罪体質」ってサイコパス(精神病質)のことじゃないの!?

灼はどう見てもサイコパスには見えないよ!!

・・・という、解釈違いで苦しんでおります。

 

1期の時点で説明された免罪体質の特徴。

免罪体質である槙島の言動。

(藤間君は出番が少なすぎて分からん。)

これらを見ると、どうも免罪体質というのは

精神病質という意味の「サイコパス」であろうと。

そう思っていたんですよね。

 

で。

ここから個人的な見解というか

思い込みというか思い入れというか爆発ですが。

「PSYCHO-PASS」という数値で全てが測られ、

それが絶対で、皆従順に飼いならされた世界に、

精神病質のサイコパスが反旗を翻す構図が

好きだったんですよ!

本来ならば、他人への共感や良心に溢れた大多数の方が

「感情」「思想」を大切にしそうなものなのに、

自らそれを手放してシステムに委ね、思考停止。

逆に他者への共感性や良心に欠けるサイコパスの方が

「この社会はおかしい」と「普通の人々」に叩きつける。

最高に皮肉で最高な構図じゃないですか!?

好きなんですよ!!

槙島さん、大好き!!

 

個人的にはこういう風に捉えていたので、

灼の免罪体質は受け入れがたいというかなんというか・・・。

 

あ。

もうひとつ付けたし。

「PSYCHOーPASS」の世界に一番適合しやすいのって

サイコパス(精神病質)だと思ってます。

他者への共感性がなくて、罪悪感がない。

他者に共感しなければ感情が揺れずに曇らないだろうし、

罪悪感がなければ犯罪係数も上がらないだろう。

実はあの世界で理想的な人物像を突き詰めると

サイコパスにいきつくんじゃないかなと思ってます。

 

まあ、3期7話を観た今では全て妄想かもしれませんがね!!

 

・・・でも、1期はそういう構図だったと・・・

自分一人で思ってるだけなら・・・いいですかね・・・。

違ってもいいです・・・。

一人でそっと妄想したいだけ・・・。

3期に関しては違うと分かったから・・・。

 

 

・・・7話感想は、こんな感じです。

 

 

 

あ。

些細な事?だけど、

同じ武器に3回やられる炯さんに爆笑しました。

何回やられるんだ、お前!

あと舞子さん強いな!