今週も内容が斜めに走って行ったけれど、

まあ、特に感想とかいいかなー・・・と思っていたところ、

急に思い出して面白くなっちゃったので。

 

いつもの通り、

愚痴というか一周回って楽しくなってる感じの

いかれた感想なので、ご注意ください。

 

 

「スタミュ 第3期」第10話の感想というか少し。

 

 

※ネタバレします。

 

 

◎「スタミュ 第3期」

 

 

☆第10話の感想というか少し。

 

四季の独断傾向と宣戦布告にブチ切れた冬沢。

四季不在の隙をついて、

オープニングセレモニーの「2ステージ制」を発表してしまう。

さらに、四季の不信任決議案を提出・・・!

 

 

 

ぼーっと観てたんでよく覚えてないんですが、

雰囲気的には、

 

終始、冬沢がイライラしていて、独断専行で物事を進め、

周囲がその暴走ぶりに怒りを覚えたり、宥めようとしたりし・・・

とにかく冬沢が闇の方向に一人で突っ走ってるんだよ!

周囲は振り回されてるんだよ!

冬沢の暴走で学園が滅茶苦茶だよ!

 

的な、雰囲気だったと思います。

 

が。

 

・・・が。

 

ちょっと待って欲しい。

落ち着いて。

よく考えてみよう。

 

 

「冬沢がイライラしている」

当然である。

これまで多大な時間と労力と資金をかけて進めてきたであろう

計画を、四季の気分一つであっさり覆されたのだ。

加えて、個人的な地雷を地雷と知っていて踏み抜いてきた。

それに対し反省の色は特にみられない。

むしろ「戦争だ」とか言っている。

そして、戦争の火種になった当人たちは、

「どうしてこうなったんだろ??」とか他人事である。

イライラしないわけがない。

これで少しもイラつかなかったら、

冬沢は仏陀に続いて悟りを開いた何者かである可能性が高い。

 

「冬沢が独断専行で物事を進める」

まあ・・・ここはちょっと冬沢も問題あるよねー・・・。

でも、

冬沢が進めているのって

「当初の方向性」に近いんで、

リーダーの暴走よりは、かなりマイルドな現実路線だと思う。

 

「冬沢が一人で闇の方向に突っ走って学園が滅茶苦茶」

ブチ切れた冬沢。

怒りにかられて独断で動き始める。

憤然と乗り込んだ職員室(だっけ?)。

暴走する冬沢がとった行動は。

 

四季の不信任案提出・・・!

 

ただの正規手続きである。

 

ただの権限の行使である。

 

・・・いや、まあね。

不信任案を提出するのに華桜会メンバー何人の賛成が必要か

知らないうえ、恐らく賛成なのは冬沢一人だけだろうから、

「正規」というのは明らかに間違いかもしれない。

 

ただ。

この不信任決議案を発議して行われる投票、

華桜会メンバーは四季を除いて一人一票ずつ持っているという、

一人一人が結構大きな権限を持ってるんですよね。

教師は全体で一票、

ミュージカル学科一般生徒は学年ずつ一票という

大変に大雑把な括りなのに。

そう考えると・・・わりと正規手続きに近いと思わない?

・・・思わない、かもしれない。

いや、でも、

データ窃盗して舞台乱入するよりはずっと正規に近いでしょ!?

 

窃盗と乱入というルール無視の、

いや、ルールっていうか犯罪混じってるけど・・・

そんな人間たちをお咎めなしどころか取り立てようとしている

暴走リーダーに対し、

「悪」として描かれている冬沢のとった手段が、

わりと真っ当に規則に従った方法で、

なんだか思い出して笑ってしまいました。

 

なんでこれで冬沢が暴走して悪役、

みたいになってるのか分からないw

 

そりゃ私だって四季の今のご乱心っぷりを見たら

不信任決議案提出したいと思うわw

 

 

 

なんか、数日経ってからじわじわきてしまいました。

 

 

 

まあ。

冬沢も個人的なコンプレックスから暴走しているので、

別に正しいとも思えないけれど、

それでも、なんか、

孤立無援のなか、

わりと真っ当なことを言って、

わりと真っ当な手続きで反抗しようとしているので、

どうしても肩入れしたくなってしまう。

 

 

 

あー。

あと、個室に来た四季と冬沢が二人で会話するところ。

冬沢の「はっ」という侮蔑感100パーセントの、

吐き捨てるような言い方が最高でした。

ひゅー最高!

もっと見下してくれ!