「ロード・エルメロイⅡ世の事件簿」

第0話~第1話の感想を少し、です。

 

 

※ネタバレします。

 

 

◎「ロード・エルメロイⅡ世の事件簿」

 

 

☆第0話の感想少し

 

 

 

 

☆第1話の感想少し

 

10年前、冬木での第四次聖杯戦争が終了後、

ウェイバーがどのようにしてエルメロイⅡ世になったのか。

その経緯を説明した回。

 

 

大変な出来事があったあとの、その後の話。

後日譚にあたる続編、というのは

いまいちピンとこないものも多い気がしますが、

これの第0、1話は興味深かったです。

 

第四次聖杯戦争で敗北、人間的には成長、という、

大きな転換点を通過しても、人生も日常も続いていく。

 

あの聖杯戦争よりはよほど褪せて見える日常。

けれど、そこで自分なりに闘い続けることを決めたウェイバー。

その姿が、何故かとても感動的でした。

 

ウェイバーが魔術師としては三流、

持たざる者であった、というのがいいのかもしれません。

能力あるものが派手な舞台で戦い抜いたその後、ではなく、

能力ないものが人間的に変化して日常に挑む、

その姿が魅力的なのかも・・・。

 

まあ、日常とはいっても、

魔術師のトップエリートたちの権力闘争に巻き込まれた、

非常に殺伐としてスリリングな日常ではあるんですが。

 

あーしかし。

時々出る、昔の思い出が堪らないですね。

無駄に大作映画感醸し出すイスカンダルの最終決戦とか。

イスカンダルの遺物とか。

ウェイバーがしばしば見せる、

あの時を経たからこその変化と成長と決意。覚悟。

素晴らしいですね。

 

「僕にはやっぱり、あの人の死に責任がある!」

「貴女の兄であるロード・エルメロイが、

僕の師でもあるケイネス先生が亡くなったのは、

僕の愚かな暴走に起因するからだ」

「個人としては今でも好かない。

でも、魔術師としては尊敬している」

「何より僕には、負うべき相手がいるんだ!」

 

こんなの、私も感動するわ。

 

ケイネス先生、いい弟子が残ってよかったね・・・。

「ウェイバー・ベルベット君💛」とか言ってたかいがあった(?)

 

 

というか。

もしケイネス先生がイスカンダル召喚してたら妄想は

私もしなくもなかったんですが、

・・・あんまり・・・それでも・・・勝てる気がしない。

何故だろう。

勝てる気がしない。

というよりも、

その場合、もしかして、万が一には、

ケイネス先生の爽やかな人間的成長が見られたのか!?

と思うと、それは興味がある。

爽やかなケイネス先生・・・(笑)

「忠道、大義である」って言われるケイネス先生・・・(笑)

 

あと、いろんなことが大体切嗣のせいだと思いました。

ケイネス先生が死んだの。

うん、切嗣のせいだね。

ケイネス先生とソラウが死んだの。

うん、切嗣のせいだね。

ケイネス先生の魔術刻印がどうたら。

うん、切嗣のせいだね。

ケイネス先生とソラウが酷い死に方をしたの。

うん・・・完全にケリィのせいだね。

あれは酷かった・・・・・・。

 

なんかもう大体切嗣のせいだね!

 

・・・と思いました。

 

 

あれは酷かったな・・・。