「ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風」

第27話の感想です。

 

 

※ネタバレします。

 

◎「ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風」

 

 

☆第27話の感想。

 

ドッピオとリゾットの戦闘の続き。

 

 

まさかの初戦で死にそうになるボスw

ジョジョはラスボスでも結構ピンチになるから

面白いですよね。

ラスボスが心底慌てたり怖がったりするから、

なかなか憎み切れないw

私、吉良さん好きですね。

一般人として平凡な毎日を貫くために戦うラスボス。

好きですね。

 

 

それはそれとして。

ドッピオとリゾットの戦い完結編だったんですが、

感想っていうか、印象っていうか、

もうあれよ。

 

いたたたたた!いたたたたたたたた!!

 

って言ってた記憶しかない。

怖いのは好きなんですが、

気持ち悪いのと痛いのは嫌いなんですよね。

今回はもう痛くて痛くて。

恐ろしいスタンド、メタリカ。

 

 

前回、カミソリを口から大量に吐き出し、

釘も出したんだっけ?

そんなドッピオ。

ボスから「貸してもらった」エピタフで

10秒ほど先の未来を予知しますが・・・

今度はハサミが喉から出ますよーの予告。

 

ドッピオ「た、大変だ!ボス!

      10秒後、お、俺の首から、ハ、ハサミが・・・!」

ボス「落ち着け、ドッピオ。お前が死んだ姿ではないのだろう」

   「多少のダメージは覚悟するのだ」

 

口からカミソリ、顔から釘、首からハサミを、

「多少のダメージ」と言い放つボス。

多少ってなんだ。

 

ドッピオ「未来はもう変えようがない出来事なんですか、ボス!?」

ボス「その画面を見たからには、覚悟を決めなければならない」

 

未来予知ってさー、

未来を見て、

その未来を「変えられる」から意味があるんじゃないの?

「見たからには覚悟を」って、

それ未来予知の利点がなくないですか、ボス!?w

それだと未来予知の利点が

「未来のダメージに覚悟ができる」しかないですよww

・・・うーん。

でも、ここから先の描写を見るに、

画面と似た状況を作れば未来は変えられるっぽい。

そうじゃないと困るよねw

 

そして。

予知通り、ハサミが首に出現。

それを指で引っ張り出すドッピオ。

いてててててて!

 

というか。

さっきカミソリが大量に喉の内部通過して、

今はハサミを首の皮の下から外に引っ張り出してって・・・

ドッピオの喉、丈夫に出来てるな・・・。

 

直後。

今度は片足が吹っ飛ぶ映像を見るドッピオ。

ドッピオ自身は「やってやるぜ、野郎」みたいに

覚悟を決めちゃってますが、

焦るのがボスw

 

ボス「な、なんだとー!?ドッピオ!!」

   (まずいぞ。流石に足を失うダメージはまずい・・・)

 

あんた、さっき落ち着けって言ってたじゃないですか。

「死んだ姿じゃないから落ち着け」とかなんとかw

舌の根も乾かぬうちに、自分が動揺しまくりのボスw

ジョジョのボスはこういうちょっとした小物感というか、

親しみ易さがあるからずるいですね。

憎み切れないw

 

焦るボス。

しかし、覚悟完了しちゃったドッピオ。

予知とは逆に、というか、予知で見た画面を、

「自分の足が吹っ飛んでいる映像」から

「リゾットの足が吹っ飛んでいる映像」に変える!

予知の画面では片足が吹っ飛んでいるけれど、

それが誰の足かははっきりしていないから、

じゃあリゾットの片足吹っ飛ばせば予知通りになる・・・

ってことかな?

 

最初は臆病でダメかなと思ったけど、

暗殺チームのリーダーに一矢報いるドッピオ。

能力の正体も見破る。

ちょっとびっくりした。

流石にボスと同居してるだけはある。

 

が。

そこからやられまくるドッピオ。

怒涛の

 

いててててててて!!

痛い痛い痛い!

 

もうほんといたい。

これを冷静に自然に行って見ていられるって

リゾットさん、相当のドSですえ・・・。

というか、鉄分を体内から出せばいいだけを、

カミソリを喉からとかハサミを首からとか考えられる時点で

相当のドSですね・・・。

挙句「もう出来上がってる」と言いつつも

カミソリで頭を切り刻んでやるぜの思考。

ドS極まってますな・・・。

恐ろしい・・・。

 

 

しかし。

回想や言動を見るに、

リゾットさん、リーダーとしてしっかりチームをまとめ、

仲間に厚い情も持っていた様子。

あの個性的な・・・個性的な!!!チームの面々を

統率出来ていたって凄いな、リゾット。

冷静で落ち着いていて、洞察力思考力が素晴らしくて・・・

うーん・・・流石はリーダー。

 

「攻勢の時こそ落ち着け」

「興奮する時こそ落ち着け」

なかなか出来ることじゃないですよね。

 

けれど。

そんな冷静沈着を貫いてきた暗殺チームのリーダーも、

ずっと探し求めた最終標的のボスと邂逅し、

しかも今まさに止めを刺せるという状況には

流石に気持ちを抑えきれなかった様子。

 

リゾット「俺は!お前がボスから最も信頼されている

     側近の部下だとばかり思っていた!」

    「だが、お前が!まさかお前が!!」

    「楽しみだぞ。お前がこのまま死んだあと、

    どんな顔になって死ぬかが楽しみだ!」

 

ここの高揚した表情と動き。

印象的でした。

今までは抑えていたけれど、

仲間を殺された恨み、仲間の仇を討てるという思い、

色々内に抱えていたものがあるんだろうなと思うと・・・。

 

しかし。

 

リゾット「勝った!」

    「止めだ、喰らえ!!」

    「メタリカー!!」

 

ここで、まさかの。

まさかの。

まさかのエアロ・スミス!

ナランチャー!!

おまっ、お前なんてことをー!!

・・・と思ったけれど、

そのエアロ・スミスはボスが誘導した様子。

 

リゾット「勝っていた・・・

     俺は、勝っていたのに・・・」

 

これは無念だなあ・・・。

最終的にはボスの方が少し上手だったってことだろうけど、

しかし、これは無念だ・・・。

今までほとんど出番もセリフもなかったリゾットなのに、

なんだかその無念さを思うとやりきれない気分になりました。

 

 

ただ・・・。

ちょっと言っちゃっていい・・・?

リゾット・・・多分・・・

「とどめだ」と思ったときにはもう行動が終わってないから

負けたんだよ・・・。

「ぶっ殺す」と心の中で思ったなら、

その時すでに行動は終わっていないと駄目だったんだよ・・・。

それだから負けたんだよ・・・。

・・・って・・・

そう言ってました!プロシュートがっ!

怒るならプロシュートを怒って!!

 

 

 

そんな感じで。

リゾットが無念の敗北を喫した27話でした。

 

ていうか、ボス、

勝ったは勝ったけど、

あの状態じゃすぐ輸血しないと駄目じゃ・・・。

え?

来週、ボス入院???