「けものフレンズ2」、完走しましたー。

 

いやー、速かったな。

一作品をこんなに早く完走したのは初めてかもしれない。

 

で、少しですが、感想というか、印象というか。

 

いわゆる「クソアニメ」好きという立場での見方なので、

気分を悪くされた方は申し訳ありません。

 

※ネタバレします。

 

◎「けものフレンズ2」

 

 

☆全12話視聴終了後感想というか。

 

「平成の最後に伝説級のクソアニメが現れた!」

という噂を聞きつけ、

居ても立ってもいられずに馳せ参じたわけですが・・・

うーん・・・

正直、クソアニメとしては、そこまでとは・・・。

「けものフレンズ」としてどうかと言われれば

「クソアニメですね!」と笑顔で答えますが・・・。

 

 

とりあえず。

物語の概要は・・・

 

ジャパリパークの一角にある建物で目覚めた「キュルル」。

彼?彼女?は、目覚める以前の記憶を失っていた。

空白の記憶のなか、かすかに残る温かな感覚に、

「おうちに帰りたい」と願うキュルル。

そして、キュルルはサーバル、カラカルと共に、

「おうち」を探す旅に出たのだった。

 

・・・という始まりで、

 

以降、キュルル、サーバル、カラカルが

パーク内のフレンズ達と交流しながら、

キュルルの家を探していく、というものでした。

 

 

そう。

確かに、おかしな部分はありました。

突然に公園が出現したり、

キャラの言動の意図が分からなかったり、

ほぼワンパン終了の敵が脅威のように描かれていたり・・・

色々。

 

けれど、作品として大きな破綻というものは

していなかったと思います。

フレンズ達も可愛かったし、

フレンズ型セルリアンの謎を解いて?一応解決はしたし、

キュルルの「おうち探し」の答えも見つかったし・・・。

いや、破綻のハードルが私と世間で違ってるかもですが・・・。

 

正直なところ、言われているほど

阿鼻叫喚の地獄ではなかったな・・・という印象でした。

 

 

ただ、「けものフレンズ」として考えた場合、

これは有り得ないと思った場面はいくつもありました。

 

「けものフレンズ」の魅力として大きかったのは、

フレンズ達みんなが誰に対しても「優しい世界」。

そして、フレンズそれぞれに特性があり、

種によって長所短所は違うが、それでいい、という

多様性への寛容さ・・・

これも「優しい世界」の一部かもしれませんが、

そういったものがあったと思います。

その根底に流れる一番大切なテーマを蔑ろにするような場面。

それがいくつもあったのは残念でした。

 

特に、フレンズ達・・・動物と人間が半々のような彼らに、

ヒトであるキュルルが、生物として下等のような扱いを

無意識にしているような場面。

あるいは、そう見えてしまう場面。

また、イエイヌの回のような・・・あれは心が痛かったな・・・。

誰かを傷つけ、あまりフォローもない回や場面。

フレンズが、その元となった動物の特性を無視して

動いているような部分。

それと、テーマではなく一期を軽視しているようで

残念な部分もありました。

私は一期に強い思い入れはないので、

二期の独自色を作っても別にいいだろうとは思いますが、

それでも世界に関して一期の設定と異なり過ぎるのは

疑問でした。

あとサーバルがかばんちゃんとの記憶を失ったまま、

最後まで会話らしい会話もなく、

「誰だっけ?」なのは・・・

いや、あれはあれで切なくて好きな方もいるかもしれませんが、

個人的にはちょっと・・・切なさが大きかったです。

 

えーと・・・。

書き出してみると、

結構真面目に不満点を挙げてますね・・・。

ということは、

やはり個人的に「クソアニメ」としてはいまいちだったと・・・。

真面目視点が残ってるので・・・

いや!クソアニメも真面目に観ますよ!

ただ、視点が違うだけで!!

 

 

しかし、あくまで私としては

「伝説級」のクソアニメというには及ばないな・・・と思う作品でした。

 

伝説級ということなら、

そうだな・・・

個人的には「覇窮 封神演義」をお勧めします。

原作未読では意味が分からない。

原作既読でも意味が分からない。

ついでに時間軸も伏線もネタバレも混在して、

アニメとは何か、作品とは何か、も分からなくなる。

そんなような珠玉の一品だと思います!

でも、私なんぞはまだ「クソアニメマイスター」の足元にも

及ばないので、世の中にはまだまだ凄いものがあると思うと、

おら、ワクワクすっぞ!

 

 

 

 

あ。

最初にジャパリパークをモノレールで移動したところと、

ラッキーさんが色違いでいっぱい出てきて可愛かったのが

好きでした。