「銀河英雄伝説 Die Neue These」
第8話の感想です。
書いたまま、ずっと放置してた・・・。
※ネタバレします。
◎「銀河英雄伝説 Die Neue These」
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☆第8話の感想です。
帝国のカストロプ公が事故死した。
その死後に、彼が公金を横領していたことが発覚。
財産没収が命じられるが、息子が反発して挙兵。
カストロプ動乱勃発・・・。
今回のサブタイトルは、ずばり「カストロプ動乱」。
ほう。
そんな凄い動乱が帝国で・・・。
キルヒアイスが鎮圧に向かう。
特に攻撃せずに罠にかける。
敵がまんまと罠に嵌ってくる。
キルヒアイス降伏勧告。
敵、降伏。
終わり。
・・・前半でするするっと終わってるじゃないか!!
なんでこうトップが阿呆ばかりなのか!!
あまりに順調に進んでしまうので、
カストロプさんの部下さんが
何回殴られたのかなーということを
ぼんやり考えてました。
発言する度に殴られるとか不憫。
というか、意見を聞かないんなら
部下なんて側におかなきゃいいのに・・・。
今回の本番はむしろ後半。
カストロプ動乱が終わったあとの話でした。
腹心キルヒアイスの実力を周囲に知らしめ、
着実に地盤を固めていくラインハルト。
そこへ、意外なお客が・・・
あ、オーベルシュタインだ。
いつぞやの逃亡者オーベルシュタインさんが来ました。
オーベルシュタインは
ラインハルトに自分を売り込みに来たようです。
自分にはキルヒアイスには出来ない仕事が出来る、
とかなんとか。
・・・はー、考えたねえ、オーベルシュタイン・・・。
とかいうことはともかく。
ここのオーベルシュタインの憔悴した、
しょんぼりしたような声が、なんかツボでした。
最近しょんぼりして暮らしてたんだろうなあと思うと(笑)
あと、ラインハルトに呼ばれて
凄い勢いで入ってくるキルヒアイスもツボでした。
ドアに耳をくっつけてたな、これは(笑)
で。
色々あって、
結局ラインハルトはオーベルシュタインを
使うことにしたらしいです。
それはいいんですが。
今回、一番印象に残ったのは、
帝国の皇帝でした。
要所イゼルローンが落とされたと聞いても
遠い目でどこかを眺めるばかり・・・。
ラインハルトを警戒せよと言われても、
「よいではないか」とバラの手入れ。
おまけに
「不死の人間がおらぬよう、不滅の国家もない。
余の代で銀河帝国が絶えて悪い道理がなかろう」
「どうせ滅びるなら
せいぜい華麗に滅びるがよいのだ」
この発言。
帝国の人間たちが
不敬発言など間違っても出来ず、
日々ひたすら愛国心を試され、
忠誠忠義に躍起になって思考停止というのに、
当の皇帝がこの発言。
思わず笑いました。
駄目皇帝だなあ・・・。
本当に駄目な皇帝。
だけど、そこに興味が湧きました。
自分と自分の国の破滅を望む。
国民を捨てて政治を捨てて
バラの世話に勤しむ。
あー・・・皇帝としては本当に最悪だけれど、
その滅びの姿勢にはなんか興味が湧くー・・・。
これまで何を見て、
何を感じ、
何を思い、
ずっと生きてきたのか。
その人間性に興味があります。
そんな感じの8話でした。