「銀河英雄伝説 Die Neue These」
第7話の感想です。
※ネタバレします。
◎「銀河英雄伝説 Die Neue These」
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☆第7話の感想です。
難攻不落のイゼルローン要塞攻略回。
難攻不落の要塞。
無敵の要塞。
堅牢で盤石で鉄壁の要塞。
そのイゼルローン要塞を攻略するために挑む。
シェーンコップ「同盟側でスパイしてたらバレてピンチです。
入れて下さい」
イゼルローンの人「よし、通れ」
シェーンコップ「大変な情報を持ってきました。
敵がこの要塞を無力化する方法を
考え付いたようです。
それがこれです」
イゼルローンの人「トップに連絡する!」
トップの人「一刻も早くここに連れて来い!」
シェーンコップの仲間、入れ墨してる。
帝国では許されていない。
おかしいと疑われる。
シェーンコップ「これは任務に必要だったから」
イゼルローンの人「そうだったんだー」
イゼルローンの人「ボディチェックする」
「IDの提示をしろ」
「・・・・・・」
「このID使えない。おかしい」
トップの人「そんなのいいから早く連れて来いよ!!」
司令室に入ってトップを人質にとる。
トップ「死にたくない!撃つな!やだー!
負けだー!こっちの負けだー!!」
難攻不落・・・?
イゼルローン要塞、超ちょろいじゃん・・・。
まあ、要塞自体の問題ではなく、
その中にいる人達の問題ではあるけれど・・・。
しかし、あまりにもスパイに弱すぎる。
ジョーカーゲームだったら1秒持たずに即死するレベル。
あれだよね。
外から見ると鉄壁のツンだけど、
一旦入り込んでしまうともうデレデレ。
そう。
イゼルローン要塞は最強のツンデレちゃんだったのです!
かわいいよ!
イゼルローンちゃんかわいいよ!!
・・・あまりに攻略が簡単だったので
若干錯乱しました。
正直、ヤンとシェーンコップの知略を期待していたので
肩透かしな気分ではありました。
が。
しかし、多分、そこがポイントなのではない。
この作品で重要なポイントは別のところにある。
そういうことなのではないか・・・と
この回を観てなんとなく思いました。
多分。
多分ですが、
もっと重要なことは、
イゼルローン要塞にいる軍人たちの無能さ。
特に、部下が冷静で有益な判断をしようとしている時に
水を差して、全て台無しにするトップの愚鈍さ。
徹底した、軍、軍人、その他の戦争賛美者、
戦争への軽蔑、揶揄。
そういう描写がこの作品の肝なのかなーと・・・
違ったらすみませんが、そう思いました。
なかでも今回印象的だったのは、
イゼルローントップの二人の負け方でした。
一人は冷静で慎重な司令官を装いつつ、
その実は
「名誉ある死よりも汚辱に塗れた生」に
しがみつきたいだけのシュトックハウゼン。
もう一人は勇敢で豪胆な司令官を装いつつ、
その実は
思考を放棄し、部下を巻き込みながら
自ら嬉々として命を捨てにいく「語るに足らん」
ゼークト。
二人の在り様、負け様は正反対なのですが、
そのどちらの末路も愚かで滑稽としか思えないのは
印象的でした。
・・・あ。
思い出した。
なんかやるだろう、なんかやるだろうと
内心怖れていた諏訪部さん・・・
えーと・・・オーベルシュタイン?
何にもしなかったね!
逃げただけか!
ちょっと期待してたのに!してたのに!!
・・・まあいいや。
そんな感じで。
少しはこの作品の見方が分かってきている・・・
ような気がしなくもないようなどうかな?な7話でした。
しかし。
50万人もの捕虜をどうしたのか・・・。
街が出来るよ、街が。