「Infini-T Force」
第8話の感想です。
※ネタバレします。
◎「Infini-T Force」
![]() |
Infini-T Force Blu-ray1
7,560円
Amazon |
![]() |
「ストーカー」は何を考えているか (新潮新書)
Amazon |
☆第8話
「INNER FRUSTRATION」
の感想です。
父と対話し、
父の愛情を知った笑。
朝、起きて。
笑「おはよう、パパ」
写真のパパに柔らかい声でご挨拶。
その後、部屋に来た武士には、
笑「なに?(冷淡)」
冷たい声で目を逸らして返答。
あからさまですなー。
その後、笑、登校。
教室に行くと、
消えたはずのマリアちゃんが!
あー・・・!
「聖母」と書いて「マリア」と読ませるらしい、
凄い名前だけど、全く名前負けしない
奇跡のマリアちゃんが戻ったー!
復活祭しないと・・・!
・・・ではなく。
マリアとの再会に笑顔を見せる笑。
友人たちが勝手に自宅を会場にして
パーティーしようと盛り上がるのにも、
「いいよ」
と笑顔で快諾。
放課後には友人たちを誘って
遊びにまで行くという、
なんという変わり様!
今まで人を拒絶していたのが嘘のようだ・・・!
パパの創った世界で
与えられた幸福を素直に享受する笑。
その一方で、
笑「出てって」
「うざいのよ!」
「あんたたちの顔なんかもう見たくない」
「ここは私とパパの家なんだから、
出てって!!」
ヒーローにはこの激しい拒絶。
パパの言いつけ通りにしてますね。
笑ちゃん、
すっかりパパっ子全開じゃないですか・・・。
いや、まあ、男4人と同居を解消するのは
当然だけれども、
なんだろう、この、このファザコン危険臭。
人柄としては良い方向に変わったのに
不安な気持ち。
そんな笑に対し、
不安な気持ちを抱くのはヒーローたちも
同様らしく・・・・・・
しかし、
「私とパパの家から出てってよ!」
と正論を言われてしまった彼らは、
出ていかざるを得ず、
とりあえず武士の事務所に避難。
狭い(笑)
鉄也「笑のことは放っておくの?」
武士「しょうがねえだろ?」
「本人がそう言ってるんだからさあ」
城二「おそらく、放っておいても大丈夫だろう」
武士「なぁんでだよ!!」
武士w二言目に矛盾するw
武士のこういう直情単純お馬鹿っぽいとこ
わりと好きよ。
で。
なんだかんだ言って笑が心配で仕方なく、
直情径行な武士は・・・
笑の近くでそっと見守る。
ボーリング場で離れたレーンから。
カラオケ店でガラス戸を透かして。
同じクレープを買って背後を歩きながら。
ストーカーだわ!
これは、ストーカーよ!
ヒーローがストーカーとか有り得ませんよ、
たぁけぇしぃ~!!
笑いました。
完全にストーカーじゃないですか。
あと、しっかりカラオケしてる鉄也。
フレンダーさんも合唱してた?けど、
何歌ってたんでしょうね。
そんなこんなで
軽く犯罪も犯した気がしますが、
ストーカー・・・武士たちが話した様子では、
笑も無理をして楽しんでいる模様。
そりゃあ・・・そうだよね。
父が創った箱庭で、
父が与えた幸せを受け取るのは義務です。
あと、父は自分を生かすために
世界を沢山滅ぼしてます。
これで「幸福」と心底思えるはずがない。
一方、その頃。
笑が幸福ではないと気付いていた
もう一人の父トッチャマンは、
話をするために一道パパを訪問。
ここニコニコで「親権争い(物理)」とか
言われていて笑ったんですが、
まさに父と父の争いでした。
難しいよねえ・・・。
笑を幸せにするにはまず生かさないといけない。
けれど、ただ生きているだけでは幸せとはいえない。
正直、
一道パパが言うことも、
健が言うことも、
どっちも分かってしまうんだよね。
だから、どうしたらいいのか分からない。
でも。
世界をいくつ滅ぼしてでも
笑を生かし続けるのが守ること。
笑を守れるのは自分だけ。
自分の行動は全て笑のためになる。
そう思い込んでいる一道パパを
どうにかしなければならないのも事実。
ここで健が放った言葉。
健「あんたには不可能かもしれない。
だが、俺達なら諦めない」
「今ある世界も、
失った世界も、
そして笑も!
全て諦めない!!」
力強いと思いました。
「簡単にいうな」「適当なこというな」と
一笑に付したい気持ちもないではない。
でも、なんだろう。
この言葉が、沢山の絶望のなかで
「これしか方法がない」という妄執に
凝り固まってしまった一道にかけられたもの
だとしたら、
力強いだろうと思いました。
微かでも希望を感じる、というか。
一道にも希望を示すヒーロー強い、というか。
なんか、そんな感じ。
まあ、そのあとはこてんぱんに
やられるんですけどね。
なんであんなに一道強いの?
ケースとかそういう問題なの?
そんな感じで。
笑に対しても、
一道に対しても、
ヒーローたちがアクションを起こして
変化を起こそうとしているその時。
一道パパがもう既に生身ではないと
知ってしまったベルリンちゃんが、
「遺伝子貰えないじゃん」と
怒り心頭。
「笑ちゃんに責任とってもらおうと思って」
えろい。
これは、えろい。
せ、責任とは、どういう・・・。
わ、わくわくしていいですか・・・?
あと。
さり気なく笑の心を一番動かしてるカーン。
カーン「俺はずっと父を憎んでいたつもりだった」
「だが、実は愛していた」
「父の願いは俺の願いではない」
「それに気付けなかったことが
俺の不幸だ」
「俺はいつかここから出て(略)
自分の人生を生きるつもりだ」
笑「私は、パパを裏切れない」
「でも、貴方の言う通り、
人のために生きるのではなく
自分のために生きるのだとしたら・・・」
パパのためにではなく、
自分のために生きるという選択肢を
考え始めた笑。
・・・。
なんだかんだいって
笑にとって一番の理解者で、
言葉が心に届いて、
変化を促すのって・・・
カーン・・・??
あれ?
パパたちは・・・?
ヒーローたちは・・・?
ま、まあ、ヒーローたちはこれからだから!
多分!!
そんな8話でした。