「キノの旅 -the Beautiful World-

        the Animated Series」

 

第1話の感想です。

 

 

※ネタバレします。

 

◎「キノの旅 -the Beautiful World-

         the Animated World」

 

 

 

☆第1話の感想です。

 

キノと二輪車のエルメスが旅をして、

色々な国を見て、色々な人に会う物語。

 

あー・・・。

なんか、懐かしい・・・。

 

前作と今作では

作品の色合いは少し違う気がするけれど、

懐かしい気分になりました。

 

うーんと・・・そう。

前のアニメは、もっとふんわりした曖昧な手触り。

寓話的な内容に合わせ、

どこまでも空想の中の夢の国、のような、

不確かな雰囲気がいつもありました。

それが作品にとても合っていたと思います。

 

しかし、今回のアニメは、もう少し確かな存在感がある。

他のアニメに比べれば、

空想上の物語という感覚が強いですが、

前作のキノと比べれば、

今作は少し現実感が増したかな、と思いました。

 

ちょっとリアリティが増した、というか。

前は夢の中のように世界の細部が曖昧だったのに、

今回は世界の細部が少しくっきりと見えるようになった。

そんな印象をもちました。

 

これはこれで好きです。

 

新しいキノとエルメスの声も気に入りました。

前は前でいい。

今回は今回でいい。

可愛いと思います。

 

そしてキノちゃんはいつでもかわいい。

キノちゃんはいつでもかわいいね!!

 

 

 

で。

この一話でキノとエルメスが訪れた国は、

「人を殺すことが出来る国」

でした。

 

人を殺すことが法律で禁止されていない国。

 

幾つもの噂が纏わりつく、

正体の見えない国です。

 

そこに訪れたキノとエルメス。

 

けれど。

実際に入国したキノが見たものは、

平穏な日常を楽しむ人々。

旅人への親切な対応。

 

不可解さを抱えながら滞在を続けるうち、

少しずつ穏やかな日常の裏に存在する

不穏なものが見えたりもしてきて・・・・・・。

 

という感じの国でした。

 

この先は詳しく書くとネタバレ過ぎるかなと思うので

控えますが、

 

あーキノっぽい。

懐かしいわー、このシニカルな感じ。

 

と思いました。

 

このシニカルさ、好きなんだよねー。

淡々と冷静に捻くれてる感じ(笑)

 

荒唐無稽にも程がある、と思う国が多いですが、

こういう荒唐無稽さを真剣にやれるところが

ニ次元の良いところじゃないかっ!!

と思う私には、相性の良い作品です。

 

 

そんなわけで。

一話から懐かしく面白く、

次回からも楽しみだと思いました。