「異世界はスマートフォンとともに。」
第5話の感想です。
特殊な観方をしているため、
不快に思われた方は申し訳ありません。
※ネタバレします。
◎「異世界はスマートフォンとともに。」
☆第5話の感想です。
駄目だ。
ただでさえ感想が浮かびにくいアニメなのに、
ここしばらく私のテンションが低いため、
余計に淡々とした感想しか出てこない・・・。
今回は、
スライムの出る城に潜入する話からでした。
昔、スライムを研究していた魔術師が
住んでいたという城。
現在は無人の廃墟だが、
残されたスライム達が未だにうろついているという。
それを何とかする、という仕事、のはずでした。
しかし、本当はスライムが仕事する話でした。
「ローションスライム」が女の子たちを滑らせ、
緑のスライムがすかさず服を溶かしにかかり、
「バストスライム」が冬夜に揉まれ、
最後には女の子たちの裸像を作り上げるという
期待された仕事を流れ作業のようにこなしていきました。
非常に勤勉で真面目なスライムだったと思います。
ただ、わたくしには不満があります。
彼らはあまりに直球技で仕事をしましたね。
名称とか、溶かし方とか、
もうちょっと独自の工夫をしてほしかった。
そこらへんのスライムと同じスライム、
エロを直球に叩きつけるだけのスライムでは
研究家によって試行錯誤の末に生みだされた、
技術と夢と希望と浪漫と欲望の結晶としての
存在意義が問われます。
なんのためにスライムとして生まれてきたのか。
どうすればもっと輝いた功績を残せるのか。
彼らにはもっと己を追求して欲しい。
そして、主人公は下衆がお仕事でした。
城に到着する前から緑のスライムに期待を膨らませ、
緑スライムを燃やそうとしたリンゼを
「建物が燃えるから(石造りの堅牢な城です)」
と無理のある理由で止め、
石膏像の胸を揉み、
石膏像の胸を揉む主人公なんて初めて見ました、
女の子たちの裸像をしっかり見る。
基本的にスライムには攻撃しない。
いつも気に食わない奴には
すぐに魔法を繰り出すけれど、
今日は基本見てるだけ。
そして、
冬夜「グッジョブ!(スライムに)」
下衆ですね。
紛うことなき下衆です。
下衆なお仕事を完璧にこなしてみせるなんて
流石は冬夜様です。
何でもお出来になりますね。
そんなわけで。
前半はサービス回だったらしいです。
ただ、あまりエロ回、サービス回という印象は
ありませんでした。
個人的には「欲回」という感覚でした。
エロにも美学があると思うんですよ。
全く詳しくはないですが、
そういう何かがあると思うんですよ。
ただ、これはそういうものを一切考慮しない、
直球の欲。
そんなイメージでした。
飾らない、シンプルが一番、てことでしょうか。
私はもうちょっと飾って欲しかったですが。
あ、冬夜様はそのままで完成されているので
変化されなくて結構です。
そのままの下衆な冬夜様でいて下さい。
一方、後半はエロはほとんどなく、
主人公が女の子達一人一人と絆を深める、
といえば聞こえはいいですが、
直球に言ってしまえば
ひたすらデレられるだけの話でした。
大好きなお兄様が何をしているのか教えてもらい、
大好きなお兄様に冬夜が似ていると言って
デレる八重。
古代の魔法を会得したいけれど
具体的にイメージ出来ず失敗ばかり。
それでも諦めずに練習を続けていたら、
アドバイスをしてくれて
魔力を供給してくれて
成功したとデレるリンゼ。
街で可愛い服を見つけたけれど
自分のイメージに合わないと
諦めようとしたところ、
背中を押して買ってくれた褒めてくれたと
デレるエルゼ。
デレの三重奏。
・・・重奏ではないか。
個々と淡々と仲良くなって
ひたすらデレデレされる展開で
非常にらしいと思いましたまる。
うーん。
観てるとテンションがとても平坦になるので
感想も平坦になるよ。
・・・。
とにかく。
なんでも出来るわりに、
妙に使い勝手の悪い部分のあるようなないような
魔法を使ってくる冬夜が、
段々と秘密道具を出すアレ的な存在に
見えてきたようなないような・・・。
駄目だ。
どうしてもテンションが平坦になる。
心が空白になる。
悟りが開けそうになって・・・しま・・・