最近、あったこと、思ったこと、

色々とか適当に。

たまに思い出して日記っぽくなる日。

 

外に出るのが大変で先延ばししていた

歯医者に、ようやっと行きました。

・・・それはどうでもよく。

帰りに久しぶりにお外を歩いたら、

放置された梨の木らしきものがありました。

庭というか、敷地の隅、

建物の裏側に追いやられるように生えている木で、

もう手入れはされていないようでした。

枝が四方八方に伸び放題、

中では鳥が巣を作っているようでした。

しかし、実がなっていました。

手入れされたものに比べれば

小さくて雑な実ですが、

しっかり実をつけていました。

小ぶりで不揃いな実が沢山なっていました。

なんとなく感動しました。

隅の隅で放置されて健気に実をつける梨の木・・・。

素晴らしい。

一方、

私は手をかけられても実にならない人間・・・

という自虐を一瞬で思いつくのが特技です。

自虐には自信があります。

・・・という人間に何故育ってしまったのか。

嘆かわしい。

人生って哀しいですね。

ではなく。

自然って美しいですね。

 

そうそう。

最近、泉鏡花の「夜叉ヶ池」を読み始めたんですが、

その中に梨が出てきました。

それが。

「梨」とかいて「ありのみ」と振り仮名振ってあるんですよ!

「なし」が「無し」に通じるので忌み詞として

「ありのみ」と言ったらしいんですが、

なんという風雅なことか!!

この雅な感じ、堪らん!

あと、泉鏡花の流れるような文体、台詞回し?と、

山の中のどうということない景色を

綺羅のように宝石のように美しく描きだす

形容力?描写力?、

堪らん!

流麗な文体で美麗なんだ!

堪らんね!

 

「堪らん」しか言えない自分が・・・もういいや。

 

 

 

とにかく。

梨が食べたいです。

梨、美味しい。

梨、好き。