「バチカン奇跡調査官」を8話まで観ました。

 

特に感想という感想はないけど、

6~8話で思ったこと?を少し。

 

※以下ネタバレ

 

 

 

 

 

 

6~8話は、

アフリカのソフマ共和国にある、

セント・カルメル教会が舞台でした。

セント・カルメル教会に、

死後一年(?)経っても腐らない遺体がある。

ヨハネ・ジョーダン神父の遺体。

ヨハネ神父は生前、預言者として有名で、

未来の予言をいくつも的中させていた。

 

で。

 

そのヨハネ・ジョーダン神父が、

「腐らない遺体」と「預言」によって

聖人に名を連ねられるのではないか、

ということで

平賀とロベルトが調査に来た・・・というわけですね。

 

それで。

現地の土着宗教の祭りとか、

ヨハンの残した詩編の中に

ロベルトの死を予言したものがあるとか、

医療活動に熱心な、やたら白くて美しい

CV遊佐さんのジュリア司祭が責任者とか、

殺人事件とか、

色々あるわけです。

 

 

 

・・・それはいいんだけど。

 

8話まで観てきて、

段々と平賀とロベルトのコンビが

微笑ましくなってきました。

 

やたら距離が近いというか、

ちょっっっと友愛が濃いというか、

なんなの?どういう愛なの?という部分は、

もうミステリーの男コンビはそういうもんだと、

ホームズとワトソンの頃から「そういうもん」だと、

友情が濃いだけよ、そうよ、友情が濃いの、

「友情が恋」と執拗に変換する私のパソコンは

なんなの、どういうアレなのこのパソコンは、

という疑問を抱きつつ、

そういうものだと思って生暖かく見守っています。

 

なので、それはよくて、

なんだろう、

時々見せる彼らのエキセントリックな部分に

好ましさを感じるようになってきました。

 

「聖水」と言いつつ硫酸をぶっかけてくる平賀。

「悪魔祓い」と言って聖書でぶっ叩いてくるロベルト。

 

という今までの所業に加え、

 

回を重ねるごとに

やたらと可愛さと純真無垢さを醸し出してきてるけど、

骨と皮が残る程度の凄惨な死体を見ても特に驚くことなく

じっくり観察して「胎児はどこです?」と聞きだしたり、

ジュリア司祭(CV遊佐さん)にやたら懐いたり、

どこか胡散臭さが溢れ出る平賀。

 

呪われた古書を読み解くのに夢中になり、

呟いてる言葉は明らかに事件の真相に

ストレートに迫っていて、

正気なのが丸わかりなのに、

何故かやたらとイカれた感じを醸し出すロベルト。

 

・・・なんだろう。

微笑ましい。

この二人、微笑ましい気がする。

 

何度となく

「蛇に気を付けて」「君もな」

とか繰り返してるけども、

いや、今は人間に気を付けた方がいいでしょ・・・

と突っ込みたい場面も多く、なぜか笑いを誘われる。

 

うむ。

なんだろう。

嫌いじゃない。

むしろ好ましい。

 

ただ距離が近いのは・・・

いや、友情だ。

友情が厚いだけ。

自分が殺人者の息子であると

堂々と顔出しで名乗りもして全世界に発信したロベルト君。

「わあ、なんて信仰心に篤いんだ。

自分の事情より聖人の真偽を明らかにする方が優先。

流石は神父だわ」

と思っていたら、

全世界に発信するのは平気だったようだけど、

殺人者の息子だと知った平賀に嫌われたらどうしようと

涙するロベルト君。

・・・友情が濃いだけ。

友情が恋・・・違う、濃いだけよ!

 

うん。

いいの。

友情・・・友情。

別に友情じゃなくたっていいっちゃいいけど、

彼ら神父さんだしね・・・。

 

そんな感じで。

なんとなく彼らが微笑ましくなってきました。

 

 

 

 

ああ、そう。

事件の方は。

 

黒幕!遊佐司祭!

 

で、「そうですよね」と全く驚くことなく、

平常心が少しも乱れることなく納得出来て

すごく心臓に優しい感じでした。

 

・・・観てた人、誰も驚かなかったと思う。

そこに逆にびっくりする(笑)