「異世界はスマートフォンとともに。」

第2話の感想です。

 

特殊な観方をしているので

不快感を覚える方がいらっしゃったらすみません。

 

 

※ネタバレします。

 

◎「異世界はスマートフォンとともに。」

 

 

☆第2話の感想です。

 

第1話で、

身一つで異世界へ放り出され、

そこから怒涛の勢いで、

お金!女!仕事!居場所!そして、よいしょ!

を手に入れた主人公・冬夜君。

 

第2話では・・・

 

冒頭からガラの悪い男たちに囲まれる美少女を発見!

 

よっしゃ、

新たなハーレム要員ゲッ・・・じゃない、

困っている美少女を助けるぞ!

 

着物に帯刀の、柔術も鮮やかに男を投げ飛ばす

大和撫子・・・あー大和じゃない、イーシェンナデシコ?は、

あんまり助力を必要としてなさそうだが、

そんなことは関係ないね!

手を出すぜ!

ハーレムのため・・・いや、困っている人を助けないと!

 

で、冬夜が厄介事に突っ込んだため、

エルゼも参戦。

冬夜が倒した人数、1人。

エルゼが倒した人数、3人。

 

だが。

ここは冬夜が全て倒したような顔をして

「君も早く」と当然のように

イーシェンナデシコの手を引っ張るぜ!

 

そんなわけで。

開始4、5分で新たなハーレム要員ゲット!

やったね!

 

この流れるような美少女ゲット。

素晴らしいですね。

気がついたら一人増えてる。

ホラーかな?

 

 

そして。

4人で王都に向かう途中。

 

「冬夜は『個人魔法』とも言われる、

通常は一人一つしか使えない無属性魔法を、

覚えさえすれば何でも使える」

という話をこれみよがしにします。

 

その流れのなかで、

「髪の毛がくるくるロールになる魔法」

「やたらと犬に懐かれる魔法」

の想像をし、

何故か、何故かは分からないが、

脳内でエルゼとリンゼのエロ妄想。

そして、「小物を手元に引き寄せる魔法」で、

「お金や宝石、下着も獲れるのかなー」と、

つい、つい口を滑らせてしまう冬夜。

しょうがないよね、人間だもの・・・。

「おっと、ちょっとずつゲスさが出てきたぞ・・・

いいですぞ、いいですぞ~~」

と私の期待が膨らんでしまうのも、

しょうがないよね、人間だもの・・・。

 

 

そんなこんなで。

王都へ向かう道中で、

 

おっと。

明らかに豪華な馬車が襲われている!

助けないと!

金のた・・・困っている人を助けるのは当然だから!

 

エルゼとリンゼ、八重がばっさばっさと

リザードマンを殺害していくなか・・・

わりと見てるだけだった冬夜。

しかし、八重のピンチに、さっき覚えた、というか、

見ただけで試してもない魔法を発動!

 

冬夜(無属性魔法も使い方次第ってことか・・・)

 

おまえ・・・

八重の命の危機に、何を淡々と魔法の試験運用してんだ・・・。

失敗したらどうすんだ・・・。

・・・・・・。

いいね!ゲスいね!そうこなくては!

 

・・・それにしても。

召喚魔法で呼び出されて戦わされ、

戦わされたと思ったら容赦なく殺害されていく

リザードマンたちが可哀相でなりません・・・。

リザードマンにも家族がいるかもしれないのに・・・。

成仏してくれ・・・。

 

 

さて。

リザードマン達は片付いた(可哀相)。

と、豪華な馬車の中に・・・

 

金髪美少女!

と、瀕死のじいや。

 

ああ、じいや!じいやー!

護衛が誰も怪我をしていないのに、

馬車の中にいたはずなのに、

何故か一人だけ胸に矢を受けてしまったじいやー!

ああ、じいやが美少女じゃなかったばっかりに・・・!

じいやが美少女で美少女付きじゃなかったら

こんなことには・・・!

もう自分でも何言ってるか分からない・・・!

 

瀕死のじいやに泣き叫ぶ金髪美少女。

 

はい。

出番だ。

冬夜だ。

ほい、じいや復活。

ほい、八重が惚れた。・・・え?今の流れで?

 

金髪美少女「感謝するぞ、冬夜とやら」

        「お主はじいの・・・いや、じいだけではない。

         わらわの命の恩人じゃ」

 

この金髪美少女の名前は、

スゥシイ・エルネア・オルトリンデ。

アルフレッド・エルネス・オルトリンデ公爵の娘にして、

国王の姪様である。

 

はい、国王の身内と知り合いになりました。

 

うーん。

この流れ、素晴らしい。

ハーレム、金、コネ、権力、の匂いを感じるお嬢様と

流れるように知り合い、流れるように命の恩人。

いいですね~。

淀むことのないこの真っ直ぐな流れ。

素晴らしいですね~。

 

 

そんで、まあ、

「命の恩人」なので感謝される一行・・・と思いきや、

感謝されるのは主に冬夜!

 

ここが、本当に、凄くて。

 

腕が立つから王都まで護衛をしてと頼まれるのは、

何故か冬夜だけ!

(こいつほぼ立ってただけですぜ)

 

王都の屋敷に辿り着き、

スゥシイの父である公爵に

「君たちが娘を助けてくれたのか」と言われつつ、

視界に入って手を握られて大歓迎されるのは、冬夜だけ!

「君たち」って言ってるけど他の人たち目に入ってない!

 

公爵とスゥシイと同じテーブルについて

お茶を振る舞われるのは、冬夜だけ!

ハーレムたちは別のテーブルに隔離。

 

スゥシイの母親のことを相談されるのは、冬夜だけ!

他の人達、話に割り込んだ、みたいになってる!

 

この、あからさまな、

冬夜様だけ特別扱い!!

 

爆笑しました。

いいね、いいね~。

 

美少女たちは添えるだけ。

いや、添えてもいないかもしれない。

 

 

そして。

スゥシイの母親がかつての病気で盲目になってしまい、

それを治せる能力者がもう亡くなっている。

「無属性魔法」は一人一人違うから

もう使えるものが・・・

いたー!

冬夜がいたー!

 

このコントのような流れ。

素晴らしいですね。

 

ほい、冬夜の出番だ。

ほい、スゥシイの母親、視力全回復。

 

ありがとう!

ありがとう、冬夜!

冬夜、万歳!!

 

 

そして。

八重も本格的にハーレムに入り、

冬夜様の旅路は続くのだった。

 

 

 

うーん。

噂通りの「ストレスフリー」。

というよりも、「ドラマフリー」というのかなんというか。

流れるように、よいしょの一本道を進んでいきますね。

いいと思います。

・・・が。

まだ、まだ何か物足りないんだよ!冬夜!

もっとはっちゃけてくれ!

もっとだ!

 

 

ということで、次回も期待します。