「18if」第1話の感想と第2話の感想です。

 

 

 

※ネタバレします。

 

◎「18if」

 

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☆第1話の感想です。

 

主人公・月城遥人君が目覚めたら、

そこは妙な部屋。窓の外には異空間。

 

遥人「なんだ。まだ夢じゃん。

    夢ならまだ寝かせろよ」

 

夢ということは睡眠中。

睡眠中ということは寝ている。

なのに、「まだ寝かせろよ」?

ど、どういうことだ・・・??

 

多少、困惑しつつも、

まあ、感覚としては分からなくもない気がする。

夢も見ずに寝たいということか・・・。

 

と、思っていたら、

 

スマホの謎アイコンをタップして、

謎空間へ移動。

 

電影の魔女「遊ぼう、一緒に。あ・そ・ぼ」

 

スマホからみょいーんと出てくる魔女さん。

「遊ぼう」と言ったのに、急に首を絞めてくる魔女さん。

殺人を遊びに含めるのはちょっと・・・。

 

と、突然、白い少女が出現。

謎空間がさっきの妙な部屋へ戻る。

 

・・・?

 

白い少女が「お兄ちゃん」と突然の兄妹宣言をし、

突然ドアから出て行ったので、

それを追いかけて外へ出たら、

一寸先は崖のち宇宙空間。

 

・・・??

 

そこへ空から巨大鰐が!

主人公喰われた!!

 

・・・!?

 

目を開くと、そこはさっきの妙な部屋。

 

・・・!?!?

 

 

なんだ、これは。

どういうアニメなんだ。

私が夢を見ているのか。

 

困惑に次ぐ困惑。

 

 

そのまま主人公は夢の世界で

猫に会ったり、

巨大熊に追いかけられたり、

少女のドアに落ちたり、

猫とお話ししたり、

いろいろいろいろ・・・。

 

 

なんだ、これは。

どういうアニメなんだ。

・・・。

そうだ。夢だ。

このアニメは夢なんだ。

なんだ、夢か。

 

錯乱に次ぐ錯乱。

 

 

意味不明のまま途方に暮れて画面を眺めていたら、

ようやくすこーし話が見えてきた。

 

ところで。

夢の世界・・・夢なのに「電影」ってどういうこと?

仮想空間?

いや、でも「眠り姫病」って言ってるし。

夢なのかなあ・・・。

 

いや、ダメダメ。

そんな些細なことに囚われていては

先に進まないわ。

 

そう。

ここは夢の世界。

 

この夢の世界で暴れている巨大な少女は

「電影の魔女」(自称)。

でも、彼女は現実の世界では優等生。

優等生ゆえに自分を厳しく律し、

がんじがらめになってきた。

 

で。

チャラいグループに騙され、

チャラ男に罰ゲームかなんかで告白され、

知らずにOKしたら「つまらない奴」と罵られ、嘲笑された。

ショック・・・!

で、夢の世界で

「皆、かわいくなれー!そして死ねー!」

みたいな・・・??

 

それで・・・

えっとそれで・・・

 

主人公が剣を出した!

魔女と戦った!

主人公の首が落ちた!

落ちた主人公の首が喋った!

 

笑った。

 

遥人「なーにが夢世界だよ。独りよがりなだけじゃん」

 

独りよがりじゃない夢ってあるのか・・・。

 

遥人「言いたいことはそれだけか?」

   「じゃ、俺のターンな!」

 

俺のターンな!

夢の世界の俺のターンな!

ひゅーかっけー。

 

遥人「縛る縛る、なに可哀相アピールしてるんだよ」

 

自縄自縛で苦しいのはやめれば?というのは分かるけど、

可哀相アピールって・・・。

さっきの騙されエピソードは可哀相でしょう。

人に騙されて嘲笑されたら可哀相でしょう。

 

遥人「自分を縛るとか、どこのSMプレイだっつの!?」

 

何言ってんだ、こいつ。

 

というか。

いつの間にか

「チャラグループに騙されて辛かった」

という問題が

「優等生の仮面を外せなくて辛い」

という問題にすり替わってるけど、

どういうことなんだ。

 

遥人「もっと適当でいいよ、人生なんて」

   「とりあえず、学校サボろう?な?」

   「おもしれーとこ連れてってやる」

 

突然の不良ノススメからのナンパ。

 

魔女「ほんと・・・?」

遥人「ほんと」

 

魔女さん、チョロい。

いや、なに絆されてるんだ!

優等生とか演じるとかそういう問題じゃない!

あんたの問題はこれだ!

 

人を見る目がない!

特に、男を見る目がない!!

 

軽そうな「約束」はすぐに信じるな!!

 

 

 

えー。

そんなわけで。

魔女さんは人を見る目を養った方がいいと思いました。

 

 

 

なんだろう、このアニメ。

意味が分からない。

が、何か惹かれるものを感じた。

主に、クソアニメ的な方面で。

わく・・・わく・・・。

次回も楽しみです。

 

 

 

☆第2話の感想というか少しです。

 

第2話は・・・

 

昔、家族を無残に殺されたため、

夢の世界を使って復讐に走る女性。

復讐される、かつて未成年だった、

反省も後悔もしていないだろう青年たち。

そして、殺人に殺人で返す哀しい復讐劇を

「面白い」「かっこいい」

というような理由で後押しする主人公。

 

・・・という感じの話で・・・。

 

・・・。

なんか・・・

どうしようもない話だなあ・・・と思いました。

 

大事な人達を殺されたから、殺し返してやりたい。

その気持ちは分かる気がしますし、

だからといって人殺しを見過ごせはしない。

その気持ちも分かる気がします。

 

どっちの考えも分かるけれど、

どっちの考えも分かるから?

どちらかを100%支持することは出来ない。

正解なんてない。

迷う。

だからこそ、復讐というのは、

重く苦しくも魅力的・・・

と言ったらちょっと違うかもしれませんが、

考えるに値する・・・

というのもちょっと違うな・・・

うーん・・・大切なテーマかなと思います。

 

が。

 

この話は、もうなんか、

復讐全面肯定みたいなほどに振り切ってて、

特に主人公がもうノリノリで、

もう・・・復讐の重みとか悲壮感とか虚しさとかも

逆にどっかいっちゃった感があって、

うん・・・なんか・・・

どうしようもないなあ・・・と思いました。

 

いや、別に、殺人を犯して反省とかも特になく、

逆に夢の世界で反撃してやろうぜ!な屑たちを

応援したい気持ちは全くないですけどね。

 

かといって、

「だってこれ、夢だろ」

「彼女、凄いよ」

「あと一人だ。殺っちまえよ」

「(リスカ跡を見て)やべー。あんたすげえよ」

「てか、かっこいい。素直にそう思う」

と、完全に無関係の第三者の立場にいながら

適当な言葉を口にして、

魔女が反撃されたから相手を目潰し!

からの、

「俺が殺るよ」

何故か殺人!

の主人公を応援したい気持ちも全くないです。

 

なんつーか・・・。

ほんと・・・どうしようもないな・・・。

 

しっかし、主人公の台詞振り返ると・・・

ほんと・・・凄いな・・・どーしよーもなーい!

 

 

ただただひたすら

どうしようもないなあ。これ。

と思っていた2話でした。

 

クソアニメ的には美味しかったです。