「スタミュ 第2期」

第5話の感想です。

 

書きたいことが頭の中でごちゃごちゃで

うまくまとまらない。

 

あと、今週ちょっと忙しいから6話の感想が

どこまで書けるか分からない。

 

そして一週間が早い。

 

 

※ネタバレします。

 

◎「スタミュ 第2期」

 

 

☆第5話「第5幕」の感想です。

 

遥斗を完全コピーした揚羽の演技。

それを見たときから密かに調子を狂わせていた月皇。

今回は、その月皇の問題がついに顕在化した話でした。

 

 

 

OP後、早々に兄から電話の来る月皇。

 

月皇「母さんからの電話に出ろ。苦情が来ているぞ」

お兄様「(略)今日は忘れずに折り返すよ」

 

母からの着信には忘れて折り返さず、

弟からの着信にはきっちり折り返すお兄様。

さすおに。

 

月皇「魚住さんに随分嫌われてるみたいだな」

お兄様「あいつが俺に突っかかるのは、

     俺のことが好きだからだよ♡」

 

うわあ・・・。

さすおに・・・。

 

お兄様「いじめられたら、兄さんに言うんだぞ♡」

 

さすおに。

というか、万が一「いじめられた」って海斗が言ったら、

兄さんは太平洋を越えてお礼参りするんですか・・・ね・・・

するな。うん。する。地球一周したってするな。

 

兄さんが重い。

 

そう。

 

色んな意味で兄さんは重いのです。

 

そんな重い兄さんに、どうしても振り回されてしまう月皇。

一期で多少変化したとはいえ、あんなに大きな兄がいては

事あるごとに振り回されても仕方ない。

 

 

かつて兄の演じた「アレクシスの影」。

現在、同じ役を演じるため、奮闘する月皇。

しかし。

 

魚住「お前ら、受ける役をコンバートしろ」

 

受ける役をコンバット・・・??

つまり、戦争か?それともゴキブリ?

と思ったら、

「convert 変える 転換する 切り替える 入れ換える・・・等」

へー。

わたしはひとつりこうになった!

 

ではなく。

月皇と星谷の適性を見て、互いの役を交換しろという魚住。

 

ああ。

薄々察している方々もいたけれど、やはりきましたね。

役の交換。

だよね。

神様に心酔する揚羽に対して、

鳳に憧れる(本人は知らずとも)星谷だから、

二人ともが憧れの人に関わる役を取り合わないと

しっくりきませんよね。

 

 

けれど。

月皇がすんなり納得できるはずもなく。

一応、役を交換したものの、

星谷と月皇の間に起こる波乱・・・というよりも、

主に一人で荒れてしまう月皇。

 

その波は他の面々にも伝わり、

稽古場の雰囲気は不穏なものに変わります。

 

北原「エリート様は繊細だな。

    今までよっぽどちやほやされてきたんだな」

   「親の七光りはいい御身分だぜ」

 

月皇を嘲笑する北原。

 

それに、怒りを露わにする天花寺。

そう。

前回、エリートゆえの重責や苦悩を詳細に描かれた天花寺。

月皇のそういった部分を他の誰より理解出来るだろう

天花寺が、今、仲間のために怒る・・・!

 

と、思ったら。

 

空閑「北原、前から聞こうと思ってたんだが、

   お前、今回のオーディション受かる気あんのか?」

北原「はあ?当たり前だろうが。

    ミュージカルだろうが何だろうが結果が全て」

空閑「だったら」

   「半端なこと言ってねえで、本気でこい」

   「こっちは端から役くれてやるつもりねえからな!」

 

ぐはっ・・・!!

か、かっこいい・・・!!

普段はマイペースにクールに無表情にしてる空閑の、

一瞬のこの本気の怒りを宿した表情・・・ぐへえ・・・。

あと、指差しがこんなに似合うキャラ、

承太郎さん以外にいると思わなかったよ・・・。

いや、あくまで個人的な感想ですけどね・・・。

しかし・・・うわあ・・空閑さん、かっこいい。

うへあ・・・かっこいい・・・。

さり気なく天花寺の見せ場を奪って

良い所持っていきやがったな、と思わないでもないが、

そんなことどうでもよくなるくらいかっこいい・・・。

うはあ・・・かっこいい・・・・

これは、もう

 

北原「惚れた・・・」

 

それはこっちの台詞だ、有罪。

じゃなくて、「惚れた」・・・?うん・・・?うん??

まあ、いいや。流そう。

と思ったけど、爆弾発言のせいで話の内容が頭に入らない。

有罪。

額つんされて落ちるとか少女漫画のヒロインかよ。

有罪。

あと「大体お前ら、ミュージカルに熱くなりすぎだろうが」

とかなんとかさっき言ってたけど、

ミュージカル学科でミュージカルに熱くならずに

何に熱くなれというのか。

有罪。

 

また。

北原が落ちたと同時に、もう一人。

 

虎石「今のままじゃ(愁に)敵わねえ・・・」

 

魂に火をつけられた虎石。

 

・・・この場面。

頭の中に勝手にナレーション?台詞?が流れました。

 

「空閑はとんでもないものを盗んでいきました。

北原と虎石と視聴者の心です」

 

それはもう綺麗に頭の中で流れました。

空閑さん、恐ろしい子。

 

 

そんな空閑かっこいい事件の裏で、

まだ妥協点を見つけられない月皇と星谷。

 

月皇はああいう性格なので、

何かあると内にため込んで他人を拒絶します。

一期での成長を経て、

今回はただ単に拒絶するだけでなく、

「チームメイトを自分の問題に巻き込みたくない」、

「星谷には星谷の課題がある」

と、他人を気遣う部分も見えていますが、

それでも基本は拒絶に変わりありません。

 

で。

こうなると、星谷が強いんですよねえ。

月皇が拒絶しても拒絶しても、

めげずについていく。聞いていく。

星谷も一期より無神経な部分はなくなったので、

今回は月皇が拒絶すると分かっていて、

それでも互いのため、月皇のために食い下がる。

 

こういうのを見てしまうとね。

なんかね。

星谷って凄いなあ・・・。

星谷ってリーダーだよなあ・・・。

ああ、星谷、好きだなあ・・・。

と、しみじみ思います。

星谷っていい主人公だよなあ・・・。

 

そして、それに色々な思いを抱えながらも、

最終的にはきちんと答える月皇。

というか。

月皇が兄に対する憧れとコンプレックスの狭間で苦悩し、

他人には絶対に見せたくないだろう弱さを見せると、

なんか・・・こう・・・わくわく・・・いや、ときめき・・・いや・・・

うーん・・・いや、正直に言おう。

私は月皇が苦悩する姿が好きだ!

ゆえにもっと苦しめ月皇!

という、非道なことを思いました。

ごめん。

月皇。

私を罵ってくれ・・・ご褒美だ・・・じゃない、本当にごめんなさい。

 

 

そんなこんなで、

すっかり忘れていたが、

スタミュ恒例の唐突歌パート。

ああ、そういえば、そうだった。

そういうアニメだったね。

今回は月皇と星谷のデュエットか。

うんうん。

 

突然の魚住さん乱入。

しかもごく自然に。

 

!?

何故、入ってきた!?

しかも、流れるように自然にきたな!

なんなんだ!

後輩の歌に自然に入り込んでくるのは

綾薙学園の伝統技なのか!?

 

困惑しつつも過ぎる歌パート。

で。

歌が終わったあと。

 

そのまま自然に、

何事もなかったの如く、

会話に参加してる魚住さん。

 

ここで爆笑しました。

流石にそのまま違和感なく会話してくるとは思わなかった。

耐えられなかった。

スタミュって素晴らしいな!

 

 

そんなこともあったりしましたが。

星谷との会話、

魚住との会話によって、

兄への呪縛から多少解き放たれる月皇。

・・・全て解き放たれるわけではないと思うんですよね。

同じ道を進む以上、兄はいつでも前にいるわけですし。

でも、今回は、兄の呪縛から解き放たれ、

自分自身の新しい一歩を踏み出す選択をした月皇。

 

月皇「魚住さん、ここで踏み出したら、

    いつか見上げていた壁を越えられますか?」

魚住「お前なら出来る。そう言ってんだ、海斗」

月皇「・・・・・・はい」

 

ここの月皇の潤んだ瞳が・・・なんか・・・感動的で・・・もう。

月皇の憧れとコンプレックスの狭間の苦しさって

共感しやすいので、

彼が悩み、解き放たれ、成長していく姿には

否応なく感動してしまいます。

 

それと。

魚住さん。

最初は、遥斗に憧れる揚羽と、鳳に憧れる星谷と、

それから遥斗に憧れとコンプレックスを抱く月皇という

三人が絡む構図になるのかなと思ってたんですが、

月皇と相似形を描くのは魚住だったんですね。

いつでも遥斗が上にいて、自分は常に2番手。

雑誌には「若手スター 絶対的第2王子」と書かれる悔しさ。

それでも遥斗に憧れてしまう辛さ。

海斗の気持ちが痛いほど分かる魚住さんが

海斗を呪縛から解き放ってくれたのが・・・良かったです。

なんかもっとうまく言いたいけど、言葉が分からない。

 

魚住さんって、本当にいい人ですね。

今回の話でつくづく思いました。

最初は「面倒くさい熱血さん・・・ちょっと苦手」と思ったりも

しましたが、色々見えてくると本当にいい人ですね!

 

売れっ子で忙しいだろうに、

その合間にまだプロでもない後輩たちの指導にきて、

それでどっぷり肩入れしちゃって、

色々本気になって、

最終的に飲み会?で酔い潰れる。

 

酔い潰れた姿を見て

「この人、本当にいい人だな」

と思ったのは、

二次元でも三次元でも魚住さんが初めてです。

 

 

そして。

今回の問題を乗り越えた月皇。

星谷に「Gift」を渡して、

「辰己たちと役を取り合うのは不安だ」

「自分だけレベルが違うし」

という星谷に、

 

月皇「そんなことはない」

   「・・・そんなことはない」

 

この2回目の声の優しさがぐっときました。

精鋭の精鋭が集まる「アレクシスの影」役候補のなかで

星谷だけレベルが低すぎるというのは事実だし、

今の所、その差を埋められる確たる手掛かりもありません。

でも、でも、ここで「そんなことはない」と

何故か真実のように聞こえる声音で

月皇が言うのが・・・なんか・・・いいよね・・・。

 

天花寺といい、

空閑といい、

星谷といい、

月皇といい、

チーム鳳って本当に素晴らしいなあ・・・。

あ、那雪も勿論皆を包み込む母性が・・・。

星谷に対する嫁力が・・・。

那雪ちゃんの性別は那雪ちゃんだと最近少し・・・。

いや、那雪も勿論入れて、

チーム鳳は素晴らしいなあと改めて思いました。

 

 

他にも色々書きたいことあったけど、

とりあえずここまででやめます。

 

チーム鳳だけに限らず、

一人一人の心が次第に動いて熱くなる予感がします。

これからも楽しみです。