「TRICKSTER」第22話を観ました。

ので、感想というか。

 

 

※ネタバレします。

 

◎「TRICKSTER」

 

 

☆第22話感想

 

中村刑事が二十面相の洗脳を受けた

「敵」であると判明した前回。

 

それに引き続き、今回は、

その中村刑事と仲間たちによって、

明智が二十面相の下に拉致されました。

 

奈緒ちゃんを助けに行った?と思わせ

「白馬の王子様」と揶揄された明智、

一話にして捕らわれのヒロインに

速攻華麗にポジションチェンジ。

 

・・・ほんと駄目人間だな、明智君は・・・。

 

 

そして、そんな明智を助けに奮起したい少年探偵団。

・・・が。

 

野呂「もう意味不明ってて頭回んない!!」

 

最初からお手上げ状態。

流石は明智の弟子たちだぜ・・・見事に役に立たない!

 

と、そこへ二十面相からコンタクトが。

「君たちには失望したよ」と言いつつ、

 

「明智は私が捕えています」

「以前に花崎を連れて行った

私の成層圏プレーンにいます」

「現在、私の仕業で、明智は真の二十面相と

世間に疑われている危機的状況です」

と何から何まで情報を提供してくれ、

「空の上まで明智君を取り返しにおいで」と

今後の方針まで決めてくれる親切なラスボス。

 

なんて気配りの出来る有能なラスボスなんだ・・・。

お母さんのようだ・・・。

ありがとう、二十面相ママ。

 

 

というわけで。

少年探偵団は成層圏に向かうことになりました。

 

宇宙博とやらで使う予定のシャトルを強奪してな!

 

・・・もはや少年探偵団がテロリス・・・なんでもないです。

いやしかし、のっぴきならない事情があるとしても、

無関係な宇宙博関連に迷惑をかけることを

少しは申し訳なく思おうよ。

全く躊躇いがないなあ。

流石は明智の弟子たちだぜ!素敵!

 

 

で。

二十面相に設定された、「日が沈むまで」という

タイムリミットまであと100分弱。

そんな状態でシャトルのある建物へ辿り着いた

少年探偵団。

急げ、少年探偵団。

 

野呂「急いで!」

花崎「分かってる」

 

と言いつつ、

「スムーズ過ぎる」と立ち止まる花崎たち。

急いで!

 

特別警備隊に囲まれて足止めされる花崎たち。

これで手間取るのは仕方ない。

銃持ってるプロの大人相手じゃ・・・と思ったら、

結構簡単に抜けられる包囲!

出来るならもっと早くやって!急いで!

 

物陰で話し合う花崎たち。

 

井上「小林と先に行け。頼んだぞ」

 

かっこいいやりとり・・・かもしれないけれど、

もうちょっと急いでってば・・・。

しかし、普通に銃を渡したり渡されたりするんだよね、

この子たち。おっかないな。

 

ようやく走った花崎と小林。

そうだ、そうだよ、タイムリミットがあるんだよ。

急がないと!ほら!

 

次の瞬間、歩き出す花崎と小林。

ゆっくり歩きながらお話ししてるんじゃない!

急げって言ってるだろ!

 

小林「あいつに助ける価値あんのか?」

 

小林・・・そんな皆(視聴者含む)が薄々はっきりと

思っていることを言ってはならない。ならぬのだ。

 

花崎「(明智に)むかついてるよ、今でも」

   「ただ、先生からもらったものは沢山あるから」

 

もらったもの・・・

クズな生き方とか?クズな思考法とか?

・・・それはともかく。

むかついてても明智を助けに行くことに迷いがない花崎。

天使か。仏か。

初めて花崎を拝みたくなりました。

 

一方。

花崎が奇跡のような仏性?を見せていた、その少し前、

捕らわれの明智君が、自分救出のために頑張る

少年探偵団を見て思ってたこと。

 

明智(お前らを利用したんだぞ、俺は)

 

お前・・・お前さあ!

そこは嘘でも少年探偵団に対する愛情を感じる

独白にして欲しかったよ!

本当にマジに本心から全部自分のためだったんだね!

本当にクズだね!

クズもここに極まれりだね!

もういっそ清々しくなったよ、私は!

なんだか知らないけど、もういっそ感動した!

ブラボー明智!

あと鎖は単なる飾りだった!爆笑した!

 

 

で。

ゆっくり走りつつ、やっぱり歩きつつ、

シャトルを目指してた花崎たち。

 

・・・もうちょっと急いで・・・。

なんでそんなゆったりなんだ・・・。

クライマックスなんだよ。

緊張感が欲しいんだよ。

刺激が欲しいんだよ。

急いでください、視聴者のために。

明智のためじゃなくて視聴者のために。

急いでください、お願いします・・・。

 

もう、ほんとに。

危機的状況のはずなのに

こんなに緊張感がなくていいのだろうか・・・。

クライマックスなのに

こんなに盛り上がらなくていいのだろうか・・・。

 

と疑問を抱き始めたとき。

 

シャトルに罠が仕掛けられているかもと

警戒する花崎たち。

自分の後ろを歩けば大丈夫と提案する小林。

それに従うはなさ・・・

自分語りをしたら罠のことを忘れて

小林から離れて歩き出した花崎。

シャトル爆発!!

 

そんなとこだけフラグ回収が早いんだよね!

緊張感も盛り上がりも

何もかもぶっ飛ばして唐突!

 

なんか笑いました。

 

 

 

そんな感じで。

クライマックスで、

明智が拉致されてて、

少年探偵団が命の危機というのに、

特にこれといって私の中で緊迫感が盛り上がることは

ありませんでしたが、

逆にそれでテンションが上がってきました。

 

次回。

皆の命がどうなってても別にいいんですが、

面白いクライマックスを引き続き期待します。

 

 

最近、思うんだけど、

明智君ってもう二十面相と心中するしかなくないだろうか・・・。