「エンドライド」第21話の感想です。

 

あれ?

もしかしてもう最終回終わってる地域があるのかな?

・・・。

まあ、いいか。

 

 

※ネタバレします。

 

 

◎「エンドライド」

 

 

☆第21話「対峙」の感想です。

 

エミリオの実父・アルゼルムの殺害。

デルザインの息子である瞬の誘拐。

エンドラが崩壊に至るウォープ粒子減少の原因。

何もかもが瞬の父親である浅永の仕業だった。

全てを知った瞬は・・・・・・。

 

 

 

久しぶりにエンドラ世界の様子が出てきました。

相変わらずウォープ粒子減少対策研究やら、

ライオンさん対策やら、

さらには瞬とエミリオ行方不明事件まで、

色々と大変そうです。

でも、皆わりと元気そうで良かった。

 

 

一方。

地上では、元気のない瞬。

 

あの、万年元気元気の瞬が落ち込んでいる・・・!

 

・・・まあ、仕方ないですよね。

今までずっと敬愛してきた両親が誘拐犯だった。

しかも父親の悪行はそれだけではなかった。

銃刀法違反なんて朝飯前で誰も突っ込まないレベル。

・・・落ち込みますよね。

 

で。

そんな瞬を見たエミリオ。

瞬を以前の自分のようにしてはならないと

浅永と対話しに行きます。

 

正面からな!

会社の受付前で「社長に会わせろ!」と

アポなしで来て騒ぐ主人公王子!

困る受付!

呼ばれる警備員!

つまみ出されそうになる主人公王子!

 

・・・こういうところ、

とてもエンドラ風味だなあとほっこりしました。

ラスボスと話したいから

アポなしで会社行って

受付で騒いで警備員呼ばれる主人公の一人。

ちなみに今はラスボスのお家で生活してます。

今日はラスボスの奥さまに

オムライス作って貰いました。

実家の城の料理人よりおいしかったです。

・・・エンドラ感、堪んないですね。

 

で。

受付で騒いでる様が浅永に見つかり、

社長室に通されるエミリオ。

で。

当然のように銃を構えて話してくる浅永。

ごくごく自然に銃を構えて話してくるので

展開はすごくシリアスなのに

こちらがつい笑ってしまう。

 

エンドラって最高ですね。

 

 

しかし。

エミリオが浅永に確認したかったこと。

瞬に伝えたかったこと。

瞬の以前のエミリオへの印象の変化。

そういったドラマ部分?は

普通に面白かったです。

 

瞬「俺はさ、お前がずっとデルザインを殺すって

  言ってたのが分かんなかったんだよ。

  父親だと思ってた人をなんでそんな恨んだり、

  殺そうとしたりするんだって」

  「けど、今は、いた立場になったらさ、

  お前の気持ち、分かるよ」

 

以前は全く理解出来なかったエミリオの心境を

同じ立場になって分かったと言う瞬。

 

その瞬に昔は助けられたエミリオが、

今度は同じことを瞬に返そうとする。

 

浅永の瞬への愛情を確かめ、

「お前は浅永と、父親と向き合わないといけない」

自分のように最悪な形で終わるなと

瞬の背中を押すエミリオ。

 

なんだか、とてもいいですよね。

瞬とエミリオの立場が逆転し、

以前のエミリオを理解する瞬に、

今度は瞬を引き上げようとするエミリオ。

なんだか・・・

展開も二人の関係性もいいなあと思いました。

うまく言えない。

いちいち感動する気分を味わったけど、

うまく言えない。

 

あ。

そうだ。

エミリオのこの言葉。

 

「お前は浅永と、父親と向き合わないといけない。

全てを聞いて、そのうえで、

俺の父上の仇だとかそんなことはぬきだ!

お前自身がどうしたいか答えを出せ!」

 

心にどかんと来ました。

「俺の父上の仇だとかそんなことはぬきだ」。

昔は周囲の声を一切聞き入れずに

とにかく父の仇を討つことしか考えていなかった

あのエミリオ君が、

今は本当の仇を目の前にしつつ、

そんなことはぬきでお前自身の未来を考えろと、

瞬に・・・瞬のために・・・。

おお・・・なんという・・・。

成長が眩しすぎて・・・。

昔は御猪口くらいの器しかなかったエミリオ君が、

今はもう海のように広い心を・・・・・・

ああああ・・・感動した・・・・・・。

 

 

そんな感動的な流れを経て、

ラスボス浅永パパと話し合うことにした瞬。

と、付き添いのエミリオ。

 

まあ、浅永パパも色々あって闇に堕ちただけで

元々は普通の人間っぽいから

腹を割って話し合えばなんとか・・・

 

パパ「酷い顔をしているな、瞬」

   「お前を苦しませる気はなかったんだが」

 

一日ほど前?、急に発砲してきておいて、

真面目に「苦しませる気はなかった」とかいうパパ。

 

パパ「それ(ウォープ粒子)を地上にもたらすことが

   出来れば、間違いなく人々の生活は

   より良くなる」

   「今も我々はウォープ粒子をエンドラから吸収し、

   地上へと供給し続けている」

   「そのおかげで、人々の生活は豊かになり、

   環境汚染やエネルギー問題の一部は

   改善された」

 

意外とワールドワイドに凄かったパパ。

地上の繁栄の一助になってたパパ。

人々の生活をよりよく実行なんて凄いなパパ。

 

でもその代わりに、

エンドラはどうなるのかという突っ込みに

 

パパ「瞬、お前は本当に優しい子だ」

   「エンドラなどという滅びる国を

   そんなにも気に掛けるなんて」

瞬「待てよ!なんだよ、それ!」

 「ウォープ粒子を吸収し続けてるのは

 親父なんだろ!?」

パパ「そうだ」

 

普通に「そうだ」と答えるパパ。

・・・う、うーん・・・。

エンドラを滅ぼそうとしてる犯人は私ですが、

エンドラはもう滅びるので気にする必要ないと

思います。

・・・うーん・・・。

どうなんだ、その理屈は。

 

瞬「今すぐ(ウォープ粒子吸収を)やめろよ!」

パパ「何を言っているんだ」

   「出来るわけないだろ」

   「ウォープ粒子は地上に大きな恩恵を

   もたらしている」

 

・・・うーん・・・・・・。

 

瞬「その人々のなかには

  エンドラの人間は含まれてねーのかよ!?」

パパ「ん?(驚いた顔)ああ、そうだ(当然の顔)」

 

・・・・・・うーん・・・・・・。

 

このパパ、話して分かるのかなあ。

 

そして。

「瞬を愛している」「苦しめたくない」「傷つけない」と

あれほど繰り返していた浅永パパ。

瞬が自分の思想を理解してくれないと知るや、

 

ポケットから銃をすっと出す!

 

パパ「協力出来ないなら、せめて邪魔はしないでくれ」

 

銃を向けるパパ。

何度目だ。

というか、ごく自然に銃刀法違反するな。

 

パパ「私はお前を殺したくない」

 

と言いつつ、引き金を引こうとするパパ。

何がしたいんだ。

 

・・・あのさあ、このパパさあ、

話し合って分かるタイプの人なの?

なんかどうも価値観が違い過ぎて

どうにもこうにも通じ合える気がしない。

 

挙句の果てに

エミリオに嫉妬するパパ。

 

・・・このパパさあ、

壊れてるんじゃないの?

話し合う前に治療が必要では・・・。

 

 

なんかもう言ってることもやってることも

滅茶苦茶で、一貫性のないパパに、

ラスボス戦は流石に厳しいなと思いました。

 

話し合いで解決しないといけない流れなのに、

言葉が通じない!

 

 

観ているこっちが途方に暮れる、

そんな21話でしたと思ったら、

唐突にエンドラに戻った!

流石はエンドライドだぜ!

予想もつかない引きというか、

予想もつかない場所に飛んだね!

ライオンさん久しぶり!!

 

 

・・・そんな21話でした。