「91Days」
第7話の感想です。
※ネタバレします。
◎「91Days」
☆第7話「あわれな役者」の感想です。
ドン・オルコが死に、オルコファミリーは消滅した。
代わりに生まれたのはファンゴファミリー。
そこに身を寄せているネロ達だが、
しかし、そういつまでも安穏とはしていられない。
ファンゴにローレスヘブンのレシピを盗まれたら
終わりだ。
そこで、ネロはヴァネッティとの和解の道を
考え始める。
ファンゴさんの変貌が凄い・・・!
誰だ、あのイケメン・・・!
でも、中身はそのまま(笑)
というか、ちゃんとレストランやってるんだ(笑)
それはともかく。
今回は、ネロがヴァネッティファミリーへの
帰還を考え始めたけど、あれあれ?な話でした。
オルコファミリーが消えた。
ということは、
オルコとヴァネッティの確執も、
ネロがヴァネッティに追われる理由も、
一応は消えたということ。
しかも、
今、身を寄せているファンゴは、
ネロ達を使えるだけ使い倒し、
密造酒のレシピを手に入れたら
用済みにする気配・・・。
ということで。
ネロは比較的安全なヴァネッティへの帰還を
考え始めます。
でも。
障害になるのは、やはりロナルドとフラテ。
ヴァネッティを乗っ取る気満々の
ガラッシアからの婿・ロナルドと、
兄にコンプレックスを抱いて反発するフラテが、
どうしてもネロの帰還を許しません。
ネロ対ロナルド&フラテの殺し合い。
ここで、家族で命を狙い合う状況に
胸を痛めるフィオが動きます。
フラテとネロの話し合いの場を設けたり、
ロナルドにネロと話し合うように勧めたり。
うーん・・・。
フィオは家族第一な人なのかな・・・。
「家族で争うのだけはもう見たくない」
というようなことを言っていたし・・・。
マフィア全体の「ファミリー」は二の次で、
血で繋がった兄弟や家族が大事な人なのかも。
しかし。
身重のフィオが奔走しても、
事態は悪化するばかり・・・。
というか。
アヴィリオさんが悪化させるばかり・・・。
アヴィリオ「久々の再会で里心がついたのか」
「やすい感傷は捨てろ」
「フラテとは、殺るか殺られるかだ」
悪魔の囁きをネロに流し込むアンジェロさん。
弟と殺し合えと唆すアンジェロさん。
おっかない男だ・・・。
それだけじゃなく。
ヴォルペを使って和睦の道を潰す。
見事に潰す。
徹底的に潰す。
ああ、ヴォルペ。
ヴォルペー!!
しっかし・・・。
ヴォルペが吊られているのを
色んな感情を押し殺した顔で見るネロの背中を
眺めるアヴィリオさんの、顔。
なんというのか。
あの妙に冷めたような目。
そんで特に感慨もなさそうに
ふうーっと煙草の煙を吐くところ。
・・・おっかない男だ。
おもわず爆笑した。
そして。
アヴィリオさんの思惑通り、
事態は最悪の方向へ。
ロナルド、死亡。
フラテ・・・フラテ・・・
フラテはなんかもう・・・
アル中でニコ中でヤク中で兄に夢中(ある意味)とは
なんかもう・・・殺られる前に死んでるような状態・・・。
でも、最後は兄に殺られたんだよ。
殺ろうとして殺られたんだよ。
ここで2話前のフラテの言葉を思い出しましょう。
「殺ったんだから、殺り返される」
有言実行だね、フラテ君!
・・・でも、正直、フラテの気持ちはちょっと分かる。
真面目にやってても報われないというか、
努力が見当違いの方向というか、
それでもどうしたらいいのか分からないというか、
分かる・・・分かるよ・・・・・・。
・・・まあ、そんな感じで。
ロナルド死亡でフラテ死亡。
ついでにフィオもファミリーから追放・・・
あれは、ガラッシアへお引越しかな・・・?
それともどこかの田舎への片道切符か・・・。
いや、アヴィリオのあの耳打ちからすると
ガラッシアへお引越しだろうか・・・。
ということは、フィオが妊娠していることを
もうネロもアヴィリオも知っている・・・?
知らなくて後々子供がアヴィリオに
復讐の流れかと思ったけど・・・違うのかな。
とにかく、
ヴァネッティファミリーの内情はもうガタガタ。
あと残ってるのは、
ドンと頼れる叔父貴と・・・あと誰?
アヴィリオがドン・ヴィンセントに近付くのも
そう遠くはなさそうです。
それにしても。
観る前に他の方の感想などで
「アヴィリオがゲスい」というようなものが
多かったので期待してましたが・・・
個人的には、期待し過ぎた!
まだいける。
私はまだいけるよ、アヴィリオ!
と、いうより。
確かにアヴィリオは兄弟で殺し合わせたり
ヴォルペのことだったりフィオのことだったり・・・
ほんと最低だな・・・
思い返すと本当に最低だな・・・・・・
なんですが、
アヴィリオの過去を考えるとね・・・。
ネロ「あいつは血を分けた兄弟だ。
なによりも大切な家族なんだ」
というネロの言葉に
アヴィリオ「俺にもそんな弟がいた」
と低く答えるアヴィリオの胸の内を考えると・・・。
ファミリー(主にヴィンセントの子供たち)内の
勢力争いで、
多くの人を巻き込んで沢山の人を殺しておいて
「俺は認められたい!」と叫ぶフラテや
「お前は愛されていた」と答えるネロの
ありふれた兄弟喧嘩の安い顛末を繰り広げる様を
見守るアヴィリオの胸の内を考えると・・・。
アヴィリオ「迷惑な話だ」
「お前達の兄弟喧嘩に
一体何人付き合わされたんだろうな」
これを言ったときの思いを考えると・・・。
なんか・・・そこまでドン引きとは思えなくてね・・・。
いや、最低だけど。
最低だけど、ネロやフラテやマフィアも大概だし。
そこまでゲスいと思えなかったな・・・。
まあ、アヴィリオも碌な死に方しないだろうしね。
ところで。
手紙の送り主。
まだ全然分かりませんね。
気になるなー。
私はフィオもアリかなと思ってたんですが、
今回を見ると全くそんなことはなさそう。
やっぱり・・・バルベロなのかな・・・?
ヴィンセントとヴァンノとネロの三人が襲撃者だと
知る立場にいて、
襲撃者の四人目候補で、
帳簿を扱ってたらしいアヴィリオ父と
交流があっただろう人・・・。
やっぱり・・・バルベロだろうか。
声も櫻井さんだしな(偏見)
やっぱり・・・バルベロだろうか。
しかし、普通過ぎるから罠な気も・・・。
うーん・・・。
あと、コルテオはやはり何かあるんだろうか。
今回のCパートのアヴィリオの言葉といい、
最初のロウソクを消すところといい、
何か・・・あるのかな・・・。
大体、コルテオはアヴィリオの家から援助を受けて、
やっと生活していたっぽいのに、
去年まで病気の母が生きていられたというのが、
なんか・・・引っ掛かる・・・。
母の声はあったけど顔が出てこないし、
父の存在も謎なのが・・・引っ掛かる・・・。
でも、コルテオには裏の顔があって欲しくない・・・。
でもなー・・・。
色々と気になります。