「９１Ｄａｙｓ」５話感想

「９１Ｄａｙｓ」第５話を観たから少し。


※ネタバレします。


◎「９１Ｄａｙｓ」

 

 

 

☆第５話を観たから少し。

ヴァネッティとオルコが双方痛み分けで手打ち・・・
の流れかと思いきや。の５話。



もうアヴィリオとネロの殺伐愉快珍道中終わりか。
面白かったのに。

と少し残念に思いましたが、
今回はシリアスに面白かったです。


やっとローレスに帰還出来る・・・と思ったら、
そう簡単に事は運ばなかった。
ロナルドとフラテによって、
ネロは今までより更に危機に・・・。

フラテさん。
フラテさーーん。
あんた、なかなかやるじゃないですか。
ロナルドの傀儡で骨抜きっぽいけど、
本当はネロを殺したくないようだけど、
いやいや、しかし

フラテ「そもそも兄さんがファンゴの命を狙ったんだし、
　　　　当然だ」
　　　　「殺ったんだから、殺り返される」

いいですね～。
ガラッシアの犬になる気の腑抜けっぽいけど、
兄さんにはこの非情に辛辣な物言い。
嫌いじゃない。
嫌いじゃないよ～～。


一方。
ヴァネッティとオルコ双方から
命を狙われることになった、ネロ達。
すんでのところで逃げ出しますが、
街の中で行く場所もなく、
街を出る手段も断たれ、
孤立無援。

おまけに仲間の一人が逃げる時に負傷し、
もってあと数日。
しかし、医者に見せることも出来ない。
どうすれば・・・。

で。
ここでアヴィリオが、
オルコと対立するファンゴの下に行こう、と提案。
今までファンゴに仲間を何人も殺されている
ネロは、怒髪天で却下。

けれど。
夜。
アヴィリオが独断で行動。
勝手にファンゴと話をつけます。

これは流石にネロが黙っちゃいない。
ただではすまんぞ、アヴィリオ・・・

ネロ「アヴィリオは信じていい」
　　　「だがな、ファンゴは信用出来ねえ」

おや？
こんな状況を作られても、
「アヴィリオは信じていい」。
ほう。
信用してますねえ。
ほうほう。
もう「仲間」の範疇にいそうですねえ。
ファミリーにも誘ってたしね。
これはもうネロの中では「お友達」の一人ですかねえ。
ほうほうほう。

このままでは死を待つだけの状況でも、
ファンゴと手を組むことを拒否するネロ。
だが。

アヴィリオからの伝言。
「あんたは仲間を見殺しにするやつじゃない」

その言葉を聞いて折れるネロ。
おやおやおや。
あらあらあら。


・・・。
段々と良い感じになってきましたね。
ネロはもう完全にアヴィリオを信用してるようだし、
アヴィリオはネロのことをよく分かっているようだし、
珍道中で随分距離が縮まりましたね。
もうそれなりに「仲間」のような、「相棒」のような。
そんな風に見えなくもない。
いやあ、良い感じだなあ。
復讐も捗りそうだねえ。


アヴィリオ「何回か命を救ってやっただろ」
ネロ「それはぶつけた車の代金を払ってから
　　　言えって」
小突かれて、
微笑むアヴィリオ。

微笑む、アヴィリオ。

おやおやおや。
あらあらあら。


ネロはネロでアヴィリオと距離が縮まったようだけど、
アヴィリオはアヴィリオでまた縮まってしまったよう。

いやあ、葛藤が生まれそうだなあ。
アヴィリオに苦悩が生まれだなあ。
これから先、
精神的にのた打ち回って苦しみそうだなあ。
ネロを殺したいけど殺したくない。
苦しみそうだなあ！
あっはー楽しみ！！

あは！
あはははは！
たーのしーみ！！




そんな感じで。
兄さんには厳しいフラテさん。
アヴィリオを信頼しちゃうネロさん。
ネロと距離が縮まっちゃってるアヴィリオ。
これらにニヤニヤした５話でした。
先が楽しみだなあ。



・・・それにしても。
流れでマフィアと仲良くなってしまい、
密造酒のレシピも提供させられ、
若干やさぐれ煙草を覚え始め、
今や命を狙われるネロ一行の中にいる。
そんで人質扱いされる。
アヴィリオに利用され人生狂わせられまくってる
コルテオさんが可哀相でなりません。
アヴィリオ・・・お前は人でなしだなあ！