「planetarian~ちいさなほしのゆめ~」
第1話の感想です。

え?
今知ったけど、
これ全5話しかないの?
本当に?
え?
劇場版を観ないと完結しないの?
まじで?


※ネタバレします。


◎「planetarian~ちいさなほしのゆめ~」
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☆第1話「ロボットの花束」の感想です。

30年前、細菌兵器の攻撃を受け、
街全体が廃墟となった「封印都市」。
その封印都市に物資を求め入り込んだ
「屑屋」の男は、戦闘機械に追われ、
プラネタリウムに迷い込む。
プラネタリウムには壊れかけのロボット
「ほしのゆめみ」がいて、
彼に特別上映を観ることを強く勧めるのだが・・・。



細菌兵器の攻撃で30年無人の街。
廃墟ばかりが連なる崩壊都市。

無人の街で来ない客を待ち続けるロボット。
あちらこちらに故障が生じつつ、
それでも健気に自分の仕事だけを全うしようとする。
たった一人で。

それから、プラネタリウム。
科学の進んだ世界と対照的な原初の世界。
美しくて恐ろしくて、どこか懐かしい星の世界。


もう、
設定だけで、
うはーっ!となりました。

なんだろう。
滲み出る哀愁と郷愁となんか諸々が堪らない!

で、1話を観たら、予想通りの感覚に満足しました。
あ~~~
この微妙に胸を締め付ける感じの切なさが堪らん・・・。

いいよね・・・
無人都市・・・壊れかけのロボ・・・プラネタ・・・・・・。


だけど。
ちょっと一つだけ言いたい。

屑屋の回想。

「封印都市で一番厄介なのはなあ、
ロボットに会っちまった時だ」
「話しかけられても相手にするな」

そして、現在。

「黙れ」「客じゃない」と言い続けつつ、
なんだかんだでプラネタリウムを観ることに
なってる屑屋さん。
「いいからさっさと始めてくれ」とか
もう完全に観る気になってるし。
「星を見せてくれるんじゃないのか」とか、
楽しみにすらしてるし。
挙句の果てにはこれ。
「・・・はっ!・・・・・・花束か」
よく分からない機材の部品?を集めた代物を
ゆめみちゃんの言う通り「花束」と認識してる屑屋さん。

もう完全に「お客様」じゃないですか!

回想で屑屋仲間?さんが言ってた
ロボットが厄介ってそういう意味じゃないと思うの。
この場合は流されやすくて意志の弱い、
完全に観る気満々の屑屋さんのメンタルが
問題なんだと思うの。

いいからもう素直に「お客様」宣言して
プラネタリウムを楽しみなよ!


終始イラついているのに
意外と素直にどんぶらどんぶら流されていく
屑屋さんに、なんだか笑いが抑えられませんでした。


あー、しかし。
この雰囲気、本当に好きだわあ・・・。

あとゆめみちゃんがかわいいわあ・・・。
ちょっと押しがうざいけど、
でもそこもまたかわいいわあ・・・。