「エンドライド」
第5話感想というか。


別に毎回感想を書こうと思ってるわけじゃないけど、
観ると何故か「エンドラが私を誘っている~」的な
あれが・・・。


※ネタバレします。

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☆第5話「襲撃」の感想というか。

革命軍の会議。

王都近くはまだ「反革命軍」の傾向が強い。
しかし、王都から離れれば
確実に強権的な王に不満を持つ者はいる。
今は地道に戦力を増やしていこう。

ズー族も仲間に引き入れたい。
その出自と容姿から
人間に不当な差別的扱いを受けてきたズー族。
個々の能力が高い彼らと手を組めれば
大きな戦力になる。

・・・等々。

普通に面白い話をしてます。
こういうところは普通に面白いです。

普通に面白くて・・・
ちょっと・・・
結構・・・
面白くて物足りなーい!!
いや、物足り過ぎてるー!!
もっと狂気が欲しいのー!!

とか思っていると、
不意に

「全身の血を干乾びるまで吸い取る
エンドラモスキート」

という恐怖の存在が明かされ、
しかしそのまま特に触れられずに終わる。

・・・この普通の面白さと、
唐突に来る意味不明さのカオスの味が
絶妙な微妙さで堪りません。

エンドライドはいいぞ。


で。
で・・・?
何だったっけ・・・??

観たばかりだというのに
頭が混乱して
もう既に内容が思い出せない。

エンドライドはいいぞ。


えーと。
ああ、そうそう。

毎度恒例の瞬と王子の喧嘩がありました。

しかし・・・。
この二人を見てると「バディコン」の主役二人を
思い出すんですが、
・・・ですが、
思い出しはしても、ちっとも似てません。

「バディコン」の二人は喧嘩しても衝突しても、
それぞれにそうなる背景と思いがあって、
ぶつかる度に少しずつ信頼が出来てました。
それがこちらにも伝わってきました。

しかし、瞬とエミリオは、ただいがみ合ってるだけ。
ただ仲悪いだけ。
喧嘩しても衝突しても、
ただ仲が悪くなってるだけ。
1ミリも分かり合わない。
信頼なんてエンドライノシシに食わせろ。
そんな感じがします。

非常にいいですね。
「喧嘩するほど仲がいい」ではなく、
「喧嘩するほど仲が悪いだけ」。
どうしようもない感じ。
非常にいいですね。

とか思っていたら、
不意にエミリオがデレを発動。
何があったのかは分からない。
さっぱり分からない。
ただ単にツンデレ属性だっただけなのか。
意味が分からない。
非常にいいですね。


えー。
そんなどうしようもない瞬とエミリオの友情・・・?
ゆうじょう・・・??
そんなものあるのか・・・??
まあ、それはいいとして、
どうしようもない瞬とエミリオに対し、
ちゃんと友情してた革命軍トップのデメトリオと
ズー族のルーシオの過去の話がありました。

貴族として不自由ない暮らしをしていたデメトリオと、
ずっと迫害されていたズー族のルーシオの友情。
二人は種族を越えて環境を越えて、
時に笑い合い、時にぶつかり合い、
良い関係を築いていました。

が。

ある日、街でズー族を痛めつける人間を見つけ、
止めに入ったところ、
激昂した街の人々に暴行され、
ルーシオ死亡。

・・・え?

ルーシオ死亡。

・・・は?

ルーシオ、
街の人々に暴行され死亡。

・・・!?

え!?
今、そんな流れだった!?
なんか凄い唐突に・・・。
しかも化宝具もちのルーシオが、
街の人々に殴り蹴られただけで死亡って・・・。

エンドライドは凄い。



そんな泣ける話なのか・・・なのか?
よく分からないこともあったりしつつ、
今、革命軍は王の配下であり
視聴者のアイドル・ズー族の四天王に襲われて
ピンチです謎の光つづく。

・・・あの謎の光で問答無用に「つづく」と出るあたり、
エンドライドらしくていいなあと思いました。
次回が気になりますね。


あと。

瞬(革命とか打倒王様とかちょーめんどくせぇ。
  もっと早く帰れる方法ないかな)

ひらめいた瞬、危機に陥ると未来が見える
エルジュイアさんを危険な目に遭わせようとする。


エミリオ(革命なんてどうでもいい。
      あいつさえ倒せれば・・・・・・)

主役二人のブレないクズさ。
エンドライドらしくて微笑ましいですね。

ただ、エミリオは国民の迷惑なので
王位にはつかないようにして頂きたいですね。
瞬は地底人の迷惑なので早く帰って・・・
帰ってきてもどうかな・・・。
微笑ましいですね。

つづく。