「Dimension W」
第1話~第2話の感想です。


※ネタバレします。


◎「Dimension W」
【Amazon.co.jp限定】Dimension W (特装限定版) 1 (全巻購入特典:「.../小野大輔,上田麗奈,石田彰
¥7,560
Amazon.co.jp


☆第1話「回収屋」の感想です。

西暦2072年。

2036年に第四の次元「W」の発見。

「W」から無尽蔵にエネルギーを取り出す
「コイル」の発明。

「コイル」が一般的な世界。

その世界でコイルを嫌い、
過去の遺物のようなものにばかり
しがみついて生きる男。

そんな彼が出会った、
コイル開発者の「娘」である少女ロボット。


・・・いい。

・・・すごくいい。

こういうの大好きです、ありがとうございます!

1話でぐっと心掴まれました。
1話で既にノックダウン、ぐはあっ。


世界観やキャラや雰囲気や、
もう諸々好みで堪りませんでした。

綺麗な未来世界と
どこか昔風で赤錆びの似合う街の混在とか。

かわいくて強くてあざといけどかわいいミラちゃんとか。

コイルに頼らなければ生活出来ない社会で、
コイルを嫌って懐古主義?に時代錯誤に
生きるマブチとか。

もうやばい。
やばい、これ。

「過去に生き、過去に死ぬ」

やばい、これぇ!!

駄目だ。
未来世界にいながら過去だけに囚われて
死に近そうなマブチの生き方、やばい。
やばいやばいふわー。


そんなわけで。
1話からすっかりやられてしまいました。



☆第2話「ルーザー」の感想です。

亡き父の言葉に従い、
不正コイルを追うため、回収屋となったミラ。
今回は、美術品を狙う怪盗「ルーザー」を追うが・・・。



やっぱいいですね、これ。
楽しい。
面白い。
好き。


今回は、キョーマとミラが
怪盗「ルーザー」を追う話でした。
主に美術品を狙い、ご丁寧に毎回
自分の犯行の様子を生中継までする怪盗。
しかし、一度も犯行を成功させたことのない怪盗。
その彼が持つ不正コイルを回収しようという
わけなのですが・・・。


まだ2話なので、
キョーマとミラが馴染むための軽めの回かと思いきや、
意外と重い情報がぽろぽろ漏れてきたりする話でした。

ミラの「父親」百合崎博士の妻が
ニューテスラに殺害された話やら。

ただの目立ちたがりの変人かと思ったら、
酷い過去から復讐を強く決意したという怪盗の動機とか。

その怪盗によって少しだけ語られた
マブチの過去とか。

そのまたマブチの過去がさあ。

え?
何?

先の戦争で存在したと言われる伝説の精鋭部隊?
その生き残り?
無人化された戦争で、自身の肉体と精神だけをもって
立ち向かった超人?
対コイル兵器のスペシャリスト?
で?
なんかコイルに関係する辛い過去がありそう?

・・・ぐはっ。
ありがとうございます!
こういうの、ほんと、好きでね!

中二的?
厨二的?
いいの!
こういうのに胸ときめかせられないつまらん大人になるなら
私は一生病気で構わんね!


・・・そんなわけで。
2話でもとても心掴まれました。
ありがとうございます。


あ。
あと。
動きの描写もとても好きです。
戦闘の動きもいいし、
マブチが歩く時の重心移動の様子も堪りません。

次回も楽しみ。