「スタミュ」第9話の感想です。
※ネタバレします。
◎「スタミュ」
☆第9話「第9幕」の感想です。
シュールおかしいギャグアニメ!と思ったら、
スポ根少年漫画!と思ったら、
今回のスタミュは、
少女漫画というかBL!でした。
回によって色々な顔を見せてくるスタミュ。
恐ろしいです。
で。
今回は、
学園の伝統を脅かす存在として、
鳳とチーム鳳に危機感を覚える華桜会メンバー。
暁は柊に「鳳の華桜会追放」を提案するが、
柊はそれを拒否し、
代わりに「チーム鳳の綾凪祭出場停止」が決定される。
・・・というような始まりでした。
いや。
その前に一つありました。
チーム鳳のばかわいいのが。
もうずっと以前に鳳先輩が星谷の写真を貼りつつ、
「こいつは吉と出るか凶と出るか・・・」
と言っていた回がありましたが、
その結果は・・・、
鳳「あのさあ、ボーイズ?
飲む前に注意書きくらいは読もうよ」
注意書き「絶対によく振ってからお飲みください!」
チーム鳳「あ・・・・・・」
星谷「!そうだ!!」
突然、スクワットを始める星谷。
やぼすけ「無理矢理だな・・・」
とか言いつつ、乗っかるやぼすけ。
更に月皇、那雪、空閑。
チーム鳳、オレンジジュースを飲んで
ひたすらスクワットするという
シュール狂気な空間を展開。
鳳「(爆笑)お前ら(略)最高の馬鹿?」
やぼすけ「馬鹿はひでえなあ」
星谷「でも最高ならいいじゃん!」
那雪「だよね!」
チーム鳳「あはははは」
・・・鳳が星谷を吉と出るか凶と出るかと加えた結果、
チーム鳳が最高のお馬鹿軍団に進化しましたー!
ばかでもさいこうならいいじゃん!
だよね!
あははははは!!
・・・あはははは?
というか、鳳先輩がいなかったら、
あのシュール狂気なスクワットを誰が止めたの!?
ずっとあの狂気空間が続いたの!?
いやー!
誰か助けてー!
あ、暁!暁君でいいからチーム鳳を止めて!!
・・・それにしても。
チーム鳳がかわいくて堪りません。
ツッコミ不在だけど。
ああ、ばかわいい5人最高!!
恐怖のツッコミ不在だけど!
えー。
そんな風に、オレンジジュースを飲むだけで
笑わせてくるスタミュですが、
ここから先は泣かせてきました。
シリアスな華桜会・・・
というよりも鳳柊兄弟の物語が・・・。
うーん・・・。
でも、視聴前に「泣ける」と聞いてたんで
期待して観ましたが、
私はそんなでもなかっ・・・ごめんなさい。
切なくて好きではありましたが、
泣くほどではなかっ・・・ごめんなさい。
なんだろう。
もっと、がつーん!と来る辛さでもよかったというか、
もっと「お前の心を完全に折りきってやるぜ」くらいの
心を抉って抉って抉る展開が好きなんで・・・
個人的好みでごめんなさい!
あと、BLセンサーがあんまりついてないんで・・・
いや、BL自体が悪いとは思わないけど、
スタミュには私は求めてないというか、
薔薇が眼鏡に散らなくてもいいんじゃないかというか、
やっぱり個人的好みでごめんなさい!
そんな感じでした。
しかし、それでもあの双子の過去と現在は
切なくて良かったです。
二人の過去については、
今までの描写でなんとなく予想はついていましたが、
それでも詳しく描かれるとより辛いですね。
予想以上に厳しいものでもあったし。
幼い頃に翼が本家の柊家に養子として引き取られた。
ここまではなんとなく分かってましたが、
そのあとの翼の成長過程が・・・。
綺麗なピアノ曲を背景に、
柊の跡取りとしてスパルタ教育を受け、
段々と笑顔も涙も忘れて無表情に成長する翼。
辛い。
そして、高校で再会した(それまで徹底して
引き離されていた模様)変わらない兄。
幼い頃と同じく無邪気に「遊びたい」という兄と、
柊の跡取りとして変わってしまった自分。
辛い。
兄が加わったチーム月皇で、
久しぶりに笑顔と希望を思い出した翼。
しかし、兄が突然の脱退。
柊「それ以上言葉にするな!
僕は柊家の人間だ!!」
鳳「俺は柊にはなれない。ごめん」
辛い。
場面場面での柊君の心情を思うと辛くて・・・。
でも、学園の方針、価値観に疑問を覚える
鳳の気持ちも分かる・・・。
どっちにしても辛い・・・。
あと。
二人の過去を観ていて思ったんですけど、
この二人、「アヤナギ・ショウ・タイム」の王子・・・
なんじゃないでしょうか?
夢と恋人(…兄?)を諦めて王になった柊。
全てを捨てて夢を追う自由の旅に出た鳳。
どうだろう。
柊は多分そうだろうと思うけれど、
鳳に関してはあまり自信がない・・・。
でも、私にはそう見えました。
で。
そう思って観ると、
過去の二人が別れる場面で、
柊が学園を背負って立っていて、
鳳が外に繋がる道、薔薇のアーチに向かって
歩いていくのが・・・
辛い。
また。
「アヤナギ・ショウ・タイム」の歌詞を思い出すと、
「青春、眩しい夢」だと
失ってしまった自由を恋しがる柊の思い・・・
一方、「孤独など決して恐れはしない」と、
共に上を目指した仲間と、尊敬する先輩と、
半身である弟を捨てて一人になる鳳の思い・・・
辛い。
ああ、つらい。
もう辛いしか言ってないけど、辛い。
特に、色々な思いを経て、
同じ華桜会メンバーになった二人が
また別れを告げ、告げられるピアノのシーンは
ぐっときました。
色々な物事と感情を経て落ち着いた二人が
改めて激情を飲み込んで別れなければならないのが・・・。
なんというか・・・
諦めを知りつつ諦められない。
二つの感情の間で揺れながら、
でも言葉にする前から結果を互いに知っている。
その姿が、二人の内に込めた心情が辛くて。
学園の伝統を守る者として
鳳の華桜会脱退を承認する柊。
後輩たちの自由と夢を守るために
華桜会を脱退して孤独に戻る鳳。
なんだろう。
後輩たちが実際に拳で殴り合っちゃう時もあるのとは別に、
この二人は、信念で殴り合う!感じなんですかね・・・。
でも殴りながら泣いている、みたいな・・・。
そういう運命なんですかね・・・。
辛い・・・。
また、その物語に、
「オレンジジュースの味」とか、
「それ以上を言葉にする」とか、
「そのままでいい。頑張れよ。絶対負けるな」とか、
「遊ぼう」とか、
沢山の過去と現在を繋げる物や言葉があるのが・・・。
切ない・・・。
今まで何度も鳳が「遊びの時間だ」と言ってきた意味が
ようやく分かって、なんだか・・・切ない・・・いい・・・。
・・・。
なんか色々書いても結局「辛い」「切ない」にしか
辿り着かないのでもうやめます。
とにかく柊君がこれから幸せになるといいなと
思いました。
あ、もちろん鳳も。
でね。
私、いつでもストレスマックスの柊君が
どうしたら少しでも楽になれるかと思って
考えたんだけど、
月皇海斗君と
「兄に対して愚痴る会」
を定期的に開けばいいと思うの。
どっちも出来が良くて性格も良くて、
おまけに自分に愛情を注いでくれるから、
憎みも恨みも出来ない、させてくれない兄持ち。
お互いが憎みあうよりはいいかもしれないけれど、
でも結構ストレスになる環境ですよね。
だから、そこで愚痴る会ですよ!
二人で定期的に「今日は兄に対して日頃持っている
鬱憤をぶち撒ける!」場を設けて、
その時間だけは徹底的に・・・
でも、
なんだろう。
月皇が兄に対して愚痴って、
柊がそれに同調の相槌を打ったら
「兄さんを悪く言うな!」って月皇が怒りそうだし、
柊が兄に対して愚痴って、
月皇がそれに同調の相槌を打ったら
「樹兄さんはそんなんじゃない!」って柊が怒りそう。
なんか、結局、二人ともブラコンだったという
結論にしか辿り着かなそう・・・。
駄目だ・・・。
ごめんね、柊君。
役に立たないアイデアしか出せなくてごめんね。
えー・・・。
そんな感じで。
色々と切ない9話でした。
あとさ。
星谷君はもう永遠に「憧れの高校生」の正体に
気付かない気がしてきた。
もう駄目だよ、これは。
鳳先輩が羽をはやしてみせないと駄目だよ。
※ネタバレします。
◎「スタミュ」
- 『スタミュ』ミュージカルソングシリーズ/NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン
- ¥1,296
- Amazon.co.jp
☆第9話「第9幕」の感想です。
シュールおかしいギャグアニメ!と思ったら、
スポ根少年漫画!と思ったら、
今回のスタミュは、
少女漫画というかBL!でした。
回によって色々な顔を見せてくるスタミュ。
恐ろしいです。
で。
今回は、
学園の伝統を脅かす存在として、
鳳とチーム鳳に危機感を覚える華桜会メンバー。
暁は柊に「鳳の華桜会追放」を提案するが、
柊はそれを拒否し、
代わりに「チーム鳳の綾凪祭出場停止」が決定される。
・・・というような始まりでした。
いや。
その前に一つありました。
チーム鳳のばかわいいのが。
もうずっと以前に鳳先輩が星谷の写真を貼りつつ、
「こいつは吉と出るか凶と出るか・・・」
と言っていた回がありましたが、
その結果は・・・、
鳳「あのさあ、ボーイズ?
飲む前に注意書きくらいは読もうよ」
注意書き「絶対によく振ってからお飲みください!」
チーム鳳「あ・・・・・・」
星谷「!そうだ!!」
突然、スクワットを始める星谷。
やぼすけ「無理矢理だな・・・」
とか言いつつ、乗っかるやぼすけ。
更に月皇、那雪、空閑。
チーム鳳、オレンジジュースを飲んで
ひたすらスクワットするという
シュール狂気な空間を展開。
鳳「(爆笑)お前ら(略)最高の馬鹿?」
やぼすけ「馬鹿はひでえなあ」
星谷「でも最高ならいいじゃん!」
那雪「だよね!」
チーム鳳「あはははは」
・・・鳳が星谷を吉と出るか凶と出るかと加えた結果、
チーム鳳が最高のお馬鹿軍団に進化しましたー!
ばかでもさいこうならいいじゃん!
だよね!
あははははは!!
・・・あはははは?
というか、鳳先輩がいなかったら、
あのシュール狂気なスクワットを誰が止めたの!?
ずっとあの狂気空間が続いたの!?
いやー!
誰か助けてー!
あ、暁!暁君でいいからチーム鳳を止めて!!
・・・それにしても。
チーム鳳がかわいくて堪りません。
ツッコミ不在だけど。
ああ、ばかわいい5人最高!!
恐怖のツッコミ不在だけど!
えー。
そんな風に、オレンジジュースを飲むだけで
笑わせてくるスタミュですが、
ここから先は泣かせてきました。
シリアスな華桜会・・・
というよりも鳳柊兄弟の物語が・・・。
うーん・・・。
でも、視聴前に「泣ける」と聞いてたんで
期待して観ましたが、
私はそんなでもなかっ・・・ごめんなさい。
切なくて好きではありましたが、
泣くほどではなかっ・・・ごめんなさい。
なんだろう。
もっと、がつーん!と来る辛さでもよかったというか、
もっと「お前の心を完全に折りきってやるぜ」くらいの
心を抉って抉って抉る展開が好きなんで・・・
個人的好みでごめんなさい!
あと、BLセンサーがあんまりついてないんで・・・
いや、BL自体が悪いとは思わないけど、
スタミュには私は求めてないというか、
薔薇が眼鏡に散らなくてもいいんじゃないかというか、
やっぱり個人的好みでごめんなさい!
そんな感じでした。
しかし、それでもあの双子の過去と現在は
切なくて良かったです。
二人の過去については、
今までの描写でなんとなく予想はついていましたが、
それでも詳しく描かれるとより辛いですね。
予想以上に厳しいものでもあったし。
幼い頃に翼が本家の柊家に養子として引き取られた。
ここまではなんとなく分かってましたが、
そのあとの翼の成長過程が・・・。
綺麗なピアノ曲を背景に、
柊の跡取りとしてスパルタ教育を受け、
段々と笑顔も涙も忘れて無表情に成長する翼。
辛い。
そして、高校で再会した(それまで徹底して
引き離されていた模様)変わらない兄。
幼い頃と同じく無邪気に「遊びたい」という兄と、
柊の跡取りとして変わってしまった自分。
辛い。
兄が加わったチーム月皇で、
久しぶりに笑顔と希望を思い出した翼。
しかし、兄が突然の脱退。
柊「それ以上言葉にするな!
僕は柊家の人間だ!!」
鳳「俺は柊にはなれない。ごめん」
辛い。
場面場面での柊君の心情を思うと辛くて・・・。
でも、学園の方針、価値観に疑問を覚える
鳳の気持ちも分かる・・・。
どっちにしても辛い・・・。
あと。
二人の過去を観ていて思ったんですけど、
この二人、「アヤナギ・ショウ・タイム」の王子・・・
なんじゃないでしょうか?
夢と恋人(…兄?)を諦めて王になった柊。
全てを捨てて夢を追う自由の旅に出た鳳。
どうだろう。
柊は多分そうだろうと思うけれど、
鳳に関してはあまり自信がない・・・。
でも、私にはそう見えました。
で。
そう思って観ると、
過去の二人が別れる場面で、
柊が学園を背負って立っていて、
鳳が外に繋がる道、薔薇のアーチに向かって
歩いていくのが・・・
辛い。
また。
「アヤナギ・ショウ・タイム」の歌詞を思い出すと、
「青春、眩しい夢」だと
失ってしまった自由を恋しがる柊の思い・・・
一方、「孤独など決して恐れはしない」と、
共に上を目指した仲間と、尊敬する先輩と、
半身である弟を捨てて一人になる鳳の思い・・・
辛い。
ああ、つらい。
もう辛いしか言ってないけど、辛い。
特に、色々な思いを経て、
同じ華桜会メンバーになった二人が
また別れを告げ、告げられるピアノのシーンは
ぐっときました。
色々な物事と感情を経て落ち着いた二人が
改めて激情を飲み込んで別れなければならないのが・・・。
なんというか・・・
諦めを知りつつ諦められない。
二つの感情の間で揺れながら、
でも言葉にする前から結果を互いに知っている。
その姿が、二人の内に込めた心情が辛くて。
学園の伝統を守る者として
鳳の華桜会脱退を承認する柊。
後輩たちの自由と夢を守るために
華桜会を脱退して孤独に戻る鳳。
なんだろう。
後輩たちが実際に拳で殴り合っちゃう時もあるのとは別に、
この二人は、信念で殴り合う!感じなんですかね・・・。
でも殴りながら泣いている、みたいな・・・。
そういう運命なんですかね・・・。
辛い・・・。
また、その物語に、
「オレンジジュースの味」とか、
「それ以上を言葉にする」とか、
「そのままでいい。頑張れよ。絶対負けるな」とか、
「遊ぼう」とか、
沢山の過去と現在を繋げる物や言葉があるのが・・・。
切ない・・・。
今まで何度も鳳が「遊びの時間だ」と言ってきた意味が
ようやく分かって、なんだか・・・切ない・・・いい・・・。
・・・。
なんか色々書いても結局「辛い」「切ない」にしか
辿り着かないのでもうやめます。
とにかく柊君がこれから幸せになるといいなと
思いました。
あ、もちろん鳳も。
でね。
私、いつでもストレスマックスの柊君が
どうしたら少しでも楽になれるかと思って
考えたんだけど、
月皇海斗君と
「兄に対して愚痴る会」
を定期的に開けばいいと思うの。
どっちも出来が良くて性格も良くて、
おまけに自分に愛情を注いでくれるから、
憎みも恨みも出来ない、させてくれない兄持ち。
お互いが憎みあうよりはいいかもしれないけれど、
でも結構ストレスになる環境ですよね。
だから、そこで愚痴る会ですよ!
二人で定期的に「今日は兄に対して日頃持っている
鬱憤をぶち撒ける!」場を設けて、
その時間だけは徹底的に・・・
でも、
なんだろう。
月皇が兄に対して愚痴って、
柊がそれに同調の相槌を打ったら
「兄さんを悪く言うな!」って月皇が怒りそうだし、
柊が兄に対して愚痴って、
月皇がそれに同調の相槌を打ったら
「樹兄さんはそんなんじゃない!」って柊が怒りそう。
なんか、結局、二人ともブラコンだったという
結論にしか辿り着かなそう・・・。
駄目だ・・・。
ごめんね、柊君。
役に立たないアイデアしか出せなくてごめんね。
えー・・・。
そんな感じで。
色々と切ない9話でした。
あとさ。
星谷君はもう永遠に「憧れの高校生」の正体に
気付かない気がしてきた。
もう駄目だよ、これは。
鳳先輩が羽をはやしてみせないと駄目だよ。