「終わりのセラフ」
第十三話~第十四話の感想です。

力尽きたので、
これで秋アニメの初回辺りの感想は終わりにします。


※ネタバレします。


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☆第十三話「人間のセカイ」の感想です。

新宿での戦闘後、
柊家から呼び出される優一郎。
柊家は恐ろしいところとシノアは言い、
優一郎はスパイの嫌疑をかけられていると
三葉は言った。



新宿での戦闘後、
現在の日本で権勢を誇る「柊家」が
優に目をつけた・・・ようです。

柊家の中ではかなり権力のありそうな・・・・・・
いや、どうだろう。まだ分からないな。
とにかく、出てきたなかでは相当に威張っている
柊暮人中将が優の尋問を行いました。

与一と君月の拷問ショーを開催しつつ!

・・・おお、流石は皆が恐れる柊家。
的確に優の弱点をついてくる。

暮人「お前らはどこから来た?」
   「何を任務としている?」 

優「俺は何も・・・!」
優「俺の知ってることなら何でも答えるから・・・!」

暮人「お前は吸血鬼の都市で育った」
   「だが、逃げ出すことに成功した」
   「うんぬんかんぬん」
   「ここまでは報告にある」
   「何故、グレンはお前を救った?」

優「それは・・・」

暮人「お前は何故、名字に百夜の名を持っている?」
   「百夜教の生き残りか?」

優「?いや、これは・・・」

暮人「百夜教はかつて日本最大の権勢をふるった
    呪術組織だ」
   「やつらが運営していた孤児院は・・・
    人体実験をしていた」
   「お前は恐らく・・・モルモットだ」

優「え・・・?」

暮人「見えてきたぞ」


・・・。
優ちゃん、特に中身のある回答をしてない(笑)
暮人さん、優ちゃんが特にこれといって
重要なことを答えないのに、
勝手に「見えて」きてしまった(笑)
しかも、優に知らないことを教えてあげる親切っぷり(笑)
あと、君月と与一、拷問され損。

・・・流石は柊家。
噂に聞く通りに恐ろしいな。
意味のない尋問をし、
意味のない拷問をし、
主人公とその周りに不信感を抱かせるとは・・・!



まあ、とにかく。

柊家とグレンは互いに警戒し合っている。
グレンは柊家に反逆?しようとしている。
柊家とグレンは双方優の力を利用しようとしている。

人間側のごちゃごちゃとした思惑の交錯具合、
卑怯な手の使い合いが、ふつふつと高揚感を
抱かせる十三話でした。

面白くなってきそうだ・・・!


あと、ミカちゃんが苦しんでて最高!
フェリドさん、変態!



☆第十四話「交錯するカンケイ」の感想です。

鬼呪装備の真の力を引き出す修行に入る優一郎達。
一方、吸血鬼の世界では、フェリドが上位始祖たちに
先日の戦闘について報告していた。 



やっと鬼呪装備の本当の力を引き出すための
修行に入る優たち。
装備を手に入れる時もやったけど、
また過去のトラウマを繰り出す鬼との闘いです。

しかし優ちゃん、余裕で勝利。

だって。

ミカとの強い愛があるからね!

・・・というような感じで。
ミカちゃんとの愛があるのであっさりと決着しました。
ミカちゃんとの愛があるから最近とても強い優。
ミカちゃんとの愛があるから多少のことでは動じない。
ミカちゃんとの愛があるから心の余裕がある。
ミカちゃんとの愛があるので成長した。
ミカちゃんとの愛があるのでもう何も怖くない。
恋人繋ぎも怖くない。
愛ってすごいなー・・・・・・。


一方、前回は人間世界での権力闘争・・・かは
まだ不明ですが、上層部とグレンとの
裏でのごたごたが語られましたが、
今回は吸血鬼世界でのそれが語られました。

吸血鬼の上層部が集まる上位始祖会。
そこでフェリドが報告したのは・・・
以前、その脅威からクルルが根絶やしにしたはずの
実験体「終わりのセラフ」がまだ生き残っていること。
更に、人間たちは「終わりのセラフ」の兵器化に
成功していること。

驚く上位始祖たち。
クルルは苦い顔。
「終わりのセラフの因子を持った子供は全て殺した」と
他の上位始祖に言うクルルに驚くミカ。
そのミカに素早く目配せするフェリド。
クルルにあからさまな嘲笑を送る上位ショタ。

で。
会議後、フェリドにブチ切れるクルル。

おお・・・こっちはこっちでまた色々とありそうですねー。
不審と疑心と野心と策略、陰謀、罠、色々ありそう・・・。
わくわくする・・・。

しかも、この場面。
ミカちゃんを筆頭に、フェリドにクルルと、
個人的に好きな面子が揃っていて嬉しい限り。

・・・だけど。
相変わらずフェリドがうざくていらいらする。

フェリド「こわーい。でも、殺せないでしょ?」

いらっ

フェリド「僕らは秘密を共有した仲間ってことじゃないの?」
    「やったね☆」

いらいらっ

フェリド「手を握れよ、クルル・ツェペシ」

今だ!
これはフリだ!
フェリドお得意の腕飛ばされ芸を披露するというフリだ!
ミカちゃん、こいつの腕を飛ばそう!

・・・という風に、
好きなんだけど非常にイライラするフェリド様。
二クール目も絶好調でイライラしますな!
でも、好きだから余計イライラする!

・・・というかね。
私、思うんだけど、
ミカちゃん、目の前でこんなイライラする喋りを
見せつけられて、肩まで組まれてるのに、わりと無反応。
睨みもせずに普通の顔。
きょとんとして見送る顔がかわいい・・・ふへ・・・じゃなくて、
ちょっと飼い慣らされ過ぎじゃないですかね・・・。
そもそもこいつが色々の発端にいるのでは・・・。
もうちょっと過去の怒りを思い出しても
いいんじゃないですかね。
ミカちゃん、仇と仲良くする状況に慣れ過ぎてて
なんて不憫な子・・・。

そして、クルル様、怒った顔もかわいいね!


しかし。
前回も今回も、
気になるキーワードやら、
過去の断片についてやら、
色々と零れてきてはいるんですが、
ちっとも全体像が見えてきません。
グレンや柊家、フェリドやクルル、他の上位始祖たちが
何をどう考え、どの方向に動こうとしているのかも
さっぱりです。

それが面白くもあるんですが、
ちょっともどかしくもあります。

うーん・・・。
近いうちに見えてきたりするんでしょうか・・・。

クルル様が悪い方向に動いてないといいなー・・・。

とにかく。
先が楽しみです。