「枕男子」
第十二話、最終話の感想です。


※ネタバレします。


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☆第十二話「続・枕男子:めりぃ」の感想です。

ついに最終話。
寂しい。
なんだか寂しい。

全十二話、今思うと、
長いようで短いような、
不思議な夢のような、
そんな感覚だった。



第一話。
唐突に「めりぃ」とかいう男子が画面いっぱいに現れ、
やたらとかわいこぶりながら話しかけてくる。
終始、ベッドの上でごろごろしつつ、
「一緒に寝る?」とか言ってくる。
ドン引きする。

第二話。
唐突にタクシーの中。
サラリーマンの先輩らしき人が
怪しい目つきで話しかけてくる。
窓からのピンクの光を受けながら、
お茶のペットボトルを持って微笑んでいる。
「一緒に会社行くか?」とか言ってくる。
ドン引きする。
そして、めりぃの方がまだ良かったなーと思う。

第三話。
第四話。
第五話・・・・・・

次第次第に胸の中に何かが生まれてくる。
不思議な愛着が育ってくる。
毎週、毎週、楽しみに待つようになる。
「今週の男子」に、
喜んだり拒絶したり笑ったり笑ったりする。
終わるのが寂しくなる。


そして。
最終、この十二話。

まさかの。
まさかの、めりぃ再登場。
第一話では視聴者全てをドン引きさせながら、
回を重ねるごとに好感度を上げていき、
最終的には皆のアイドル(心の実家)に上り詰めためりぃ。
満を持して待望の再登場。

ああ。
嬉しいような、寂しいような・・・。
複雑な思いを抱きつつ、視聴すると・・・

そこにあったのは、天国。
めりぃパラダイス。

皆の天使めりぃが、
毎週皆の心を救っていためりぃが、
なんと、
ショタ化して「大好き」「大好き」大連発。

ああああああああ・・・・・・。

ここは。
ここは、夢の楽園か・・・。
やっほーふわふわ・・・。

そして。
最後の。

小さいめりぃ「ずーっと一緒にいたいなー」
        「ぼくは、これからも」
大きいめりぃ「怖い夢見ないように、ずっと側にいるよ」
        「明日が、
         君にとって素敵な明日になりますように」 
羊枕めりぃ「「おやすみ」」

震えた・・・。
何だか、驚きと感動で胸が震えた・・・。

愛を感じた。
作品から途方もない愛を感じた。

心が完全に癒された。

ありがとう、ありがとう、めりぃ。



最初はドン引きして
心が彼岸に旅立ちそうだった、この作品。
でも、一癖も二癖もある男子たちが、
笑いと甘さと笑いと癒しと時にドン引きとあと笑いとを
惜しげなく注いでくれるたび、
どんどんと好きになっていった、この作品。
なんだかんだでとても楽しかった。
なんだかんだで活力だった。
なんだかんだでとても好きだった。

ありがとう、枕男子。
ありがとう、かっこよくてかっこ悪くて笑える男子たち。
ありがとう、ありがとう。

そして、おやすみ。