「乱歩奇譚」5話まで観たんですが・・・。

うーん・・・。
なんというか・・・。
なんというか・・・・・・。

物語の内容はともかく、というより、
内容にも色々と・・・・・・なところがありますが、
それより何より「精神疾患と犯罪」の描き方が
なんていうか・・・。

私自身がメンヘラであるから、
精神疾患患者側に比重を置いて、より共感して、
観てしまうところは絶対にあります。
確かに、絶対に、それはあります。

それに、基本的に表現は何を主張しようと
自由であろうとは思います。
とても、思います。


ですが、
どうしても「乱歩奇譚」の描写には
ちょっと言いたくなってしまって・・・。

うーん・・・。
いや、
「精神疾患があるからといって、自らが犯した
犯罪の責任を負わないのは不当である」
という主張自体は別にいいと思います。

私自身は・・・そうである場合もそうでない場合も
あるだろうという思いはあります。
が、しかし、そうは思わない方々がいて、
現行の法制度の欠陥部分として指摘したいと
作品内で描くのは構わないのではと思います。


ただ。
「乱歩奇譚」の場合、
あまりにも扱いが大雑把というか雑というか・・・。

「精神疾患がある」から即「不起訴」及び「無罪」
というようなイメージの描写が多くて・・・。

私も別に詳しくはないので
色々と言うのは憚られるんですが、
でも、精神疾患があるからといって、
そんなに簡単に無罪、釈放にはならないと
思うんですけどね・・・。

実際、私と同じ病気を患っていたある犯罪者は、
「心神耗弱」は認められず、
疾患による情状酌量もされずに
最終的に刑が確定したはずです。

当然だと思います。
この疾患では善悪の判断はしっかりつきますので。
他の病気も併発している、混乱状態にある等、
色々な要因が重なった場合は分かりませんが、
基本的には善悪の判断は明白に出来ます。
なので、あの判決は当然だと思います。

・・・まあ、この一件だけでそれが全てのように
語るのは強引に過ぎますが・・・。
けれど、そんなに簡単に「精神疾患だから無罪」と
なるわけではないと思んですけどね・・・。

また。
例えそれがどんな精神疾患であっても、
疾患があるがゆえに量刑が軽減され、
一部が「無罪」となるのはおかしい。
それを作品内で訴えたい。
そう思うのなら、もっと慎重に、もっと真剣に、
扱って欲しいと思います。
なんというか、あまりにも表面的な気がして・・・。
デリケートな問題なので、
やるならもっと繊細に真剣に向き合って欲しいと・・・
どうしても思ってしまいます・・・。



うーん・・・。
私も色々と物を知らないし、
いつも好き勝手な振る舞い、言動をしているくせに、
偉そうに語ってどうかなあと自分自身で思いますが・・・。

まあ・・・でも、こういう意見もあるよってことでひとつ。



あー。
あと、アケチ先輩、本当に役に立たないですね。
いや、一応、今回の二十面相は捕まえたか。
でも、ワタヌキを囮として釈放させたことに対して、
「監視させているから大丈夫」的なことを言っていたのに、
普通にワタヌキ殺害されてるじゃないですか!
路上で!
・・・アケチ先輩が有能になるのは、いつの日か。
私はそれも若干モヤモヤしつつ見守っております。

早く。早く名探偵なところが見たい。