途中で乱歩先生を読んだり、
本を読むのを放棄したりしながら、
まだしつこく読んでる「芥川龍之介全集」。

今日、読んだ作品にこんな部分がありました。
友人について語られる場面。

「実際彼の友情はいつも幾分か愛の中に
憎悪を孕んだ情熱だった」
「況や当時の友だちは一面には相容れぬ
死敵だった」
「彼は彼の頭脳を武器に、絶えず彼等と格闘した」
「戦場はほとんど到る所にあった」
「彼はそれ等の戦場に彼の友だちを打ち倒したり、
彼の友だちに打ち倒されたりした」
「この精神的格闘は何よりも殺戮の歓喜のために
行われたものに違いなかった」

・・・。
なんというか。

もう狡噛さんと槙島さんてある種の友達という
括りなような気がしてきました。

まあ、精神的格闘というか肉体的格闘をして、
最後には死んでますけどね!はは!

しかし。
なんかもう友達なんじゃないかな。
あの人達・・・。
狡噛さんは嫌がるだろうけど・・・。