書くつもりがなかったのに、何故か。
ドラマ「デスノート」の四話の感想を少し。


※ネタバレします。


◎「デスノート」
ドラマ「デスノート」オリジナル・サウンドトラック/バップ
¥2,700
Amazon.co.jp


☆第四話の感想っていうか少し。

L「現時点で怪しいのはこの二家族です。
 よって、この二つの家に監視カメラと
 盗聴器を 取りつけます。
 特に、月君の部屋には64個付けて、
 24時間、一挙手一投足も漏らさずに、
 エロ本を読んでいる姿さえあまさずに、
 徹底的に覗き見しますふふふ」

月「見られている。
  しかし。よく見ていろよ、L!ふはは」

こいつら、変態ですわ。

・・・という、第四話。



なんだろう。
なんだか、段々とこのドラマが好きになってきました。
時々、しばしば、よく、「う、うーん・・・。うーん・・・?」と
困ることもあるんですが、それでも何故か段々と
愛着が。

特に今回はわりと原作に沿った・・・沿った・・・?
原作にあるエピソードが多くて、
月とLの頭脳戦・・・頭脳戦・・・??
やり取りが面白かったです。

やっぱり監視カメラとポテチはいいですね。
ポテチは笑えるけど、でもいいですね。
Lも月も加減を知らずにやるところが好きです。


また、原作にはない部分。
そういった部分にも段々と愛着が湧いてきました。

いや、元々月のキャラ改変の行方には
興味津々ですが。

でも、今回は特にそのキャラ改変がいいなと
思われる個所が幾つかありました。

月がリュークと屋上で話す場面。
監視カメラ等がついているため、
月と話せないことが辛いと言うリュークに、
「ありがと」と無邪気な笑顔で返す月。

ドラマの月は原作の月とは違い、
根が凡人で普通に情を持っているため、
こういう「ありがと」も本心で言っていると思われます。
リュークとある種の友人のような関係を築く月。
多分、本当にどこかで情のようなものを
抱いているのでしょう。
それが「普通」で微笑ましい。

なのに、次の瞬間に「宝探しだ」と
冷酷なキラの顔になる。
この瞬間にはもう自分を追い詰める者たちの
命は価値を持たないものとなっているんでしょう。
消すべき命だと思っているのでしょう。

キャラ改変による、この落差。
堪りません。

なんだろう。
ドラマの月は
「能力を手に入れてしまったから不幸になった」
という言葉を体現しているように見えて、
どこかしら哀れさを感じさせます。

原作の月は、あれはあれで可哀相な部分が
ありましたが、このドラマの月はもっと素直に
可哀相だと思えます。

父との会話の部分も。
Lの分析も。

当たり前の情が根底にあるところから
出発しているから、
「守りたい」「皆が幸せな世界を作りたい」という
誰もが一度は持つ願いを原動力としているから、
場面場面でより切なくなる。

ドラマの月はこれはこれで好きです。

原作の月はあれはあれで大好きですけども!


・・・それはいいとして。
そういう真面目な部分だけではなく、
ちょっとアレな部分も今回、面白かったです。


ワタリ「また勝手なこと・・・かしこまりましたぁ!」

一瞬の間にワタリの中で何が起こったんだ(笑)
しかし、Lが映りそうな街中の監視カメラを
全て外すって、ジェバンニどころの優秀さじゃ
ないですね、ワタリ。
すごいな、ワタリ。
流石だ、ワタリ。


また、一人でお人形と会話するニア。
初回からそういうことなんだろうと思ってましたが、
実際にはっきりと目にすると・・・
とても・・・
爆笑。
ニアさん、Lは放っておいてまず病院に行こう、なっ。


それから、謎のサービスシーン。
今回もあった、謎のサービスシーン。
前回?だっけ??前々回??覚えてないけど、
Lがワタリに柱ドンの謎サービスを経て、
今回はもっと直接的なサービスが来ましたよ。
月とLのシャワーシーン!
しかも、Lさん、近い近い!
月君の指の位置が危険!
もうね、
もう、
大爆笑。
いやあ、サービスって面白いですね!!



そんなこんなで。
何故かとても楽しんでいるドラマ版。
来週も楽しみです。