「乱歩奇譚」
第三話の感想っていうか少し。


※ネタバレします。


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☆第三話「影男」の感想っていうか少し。

もう終わりまで感想を書く気はなかったんですが、
観たら面白かったので少しだけ。

三話は、変装名人で、ロリコンというよりも
少女崇拝者の変態・影男の依頼で、
コバヤシが誘拐された少女を探す話でした。

探す・・・よりも
女装して自らさらわれにいってましたけどね。
むしろ女装がメイン。
ハシバ的に。


いやー。
本物のロリコンと偽物のロリコンの対決が
熱かったですね。
ロリコンに本物も偽物もあるものか知りませんが。

ただ、少女愛好家というよりも
「少女という存在は、私にとって神に等しい」
と言うだけあって、影男の愛は熱かったです。
蹴られても蹴られても手を離さない。
泣ける・・・。
変態だけど。
手術費用を出して、自分は文無し。
泣ける・・・。
変態だけど。


そして。
今回も変態と狂人しか出てこないこの作品。
相変わらず狂気が輝いてましたね。

特にハシバ。
本当にコバヤシしか興味ないんですね。

影男のコバヤシ囮作戦に、
大反対なのは当然。
ですが、
計画通りコバヤシがさらわれて大混乱。
アケチに「コバヤシがコバヤシが」と訴える。
誘拐された少女たちについての言及はなし。
誘拐された場所に突入すれば
「コバヤシ!コバヤシはどこだ!!」
誘拐された少女たちについては言及なし。
というより、思考の外。
本当にコバヤシ以外どうでもいいんですね。
壁にコンクリにされた少女たちの可哀相な姿が
あるんですが、そんなことどうでもいいですよね。

もう本当に「コバヤシコバヤシコバヤシコバヤシ」で、
こいつ、本物だな~と感服致しました。

おまけにこれ。
女装中のコバヤシ君の服を持たされて

ハシバ「ひっ!し、したぎ!
     ここここここれをおれはどうすれば・・・」
コバヤシ「どうもしないで
      ちょっと持っててくれればいいから」

ハシバ・・・お前・・・凄いな!
何だか尊敬に近い思いが湧いてきた。

あれ?
ちょっと待って。
何で女装するのに下着まで替えるの?
コバヤシ君は??

・・・まあ、いいか。


あと。
アケチ先輩は、
薬とコーヒー飲んでごろごろしてるのが
仕事なんですね!
私は理解した!

この人、探偵しないな~と思っていたけれど、
薬とコーヒーキメてごろごろして
「頭いてー」って言ってるのが仕事なんだ!
なあんだ。
ちょっとイライラして損した!

・・・と思ったら、
意外と最後に活躍したアケチ先輩。

犯人を格好よく殴る蹴る!

おお、そうか。
確か戦える人だったですよね!
多分!
知らないけど!
でも!
肉体労働じゃなくて頭脳労働してくださいよ・・・。




そんな感じで。
1、2話で色々吹っ切れたら
逆に面白くなってきました。
ハシバはどこに辿り着くのか。
アケチ先輩は仕事するのか。
コバヤシは・・・いいや、もう手遅れだ。
色々と見守っていきたいと思います。